妹から頂き物
2012/08/31 00:12

□ディエ→(←)ジョニ(学パロ)

授業中こそ保健室
それは王道中の王道だと僕は思う。

三時間目の体育の時間
確か男子はバスケだったかな…
こんな猛暑のなか
授業なんか、ましてや体育なんて
やる気のひとつも起きない。
そこで嘘をついて保健室で寝てることにした。

冷房がきいた保健室は
それなりに冷えていて
心地がいい。

やっぱりサボってよかった切実にそう思った。

(なんだか無償に眠い…。寝よう…かな…)

布団に潜っていれば
やはり眠気というのは襲ってくるものだ。
だんだんと、うとうとしだした時だった。

ガラガラ!

突然保健室のドアが乱暴に開いた。

(…なんだ?)

誰かが倒れて運ばれてきたみたいだ。
誰なのか気になりつつも
寝たふりを続ける、

起きていて
それを先生にでも見られたら
文句を言われるに決まっている。

「ーーくんの容態がよくなり次第教室に返しますね。」

「すいません、ジャイロ先生。ではお願いします、」

会話が一通り終わると
先生達は出ていった、
寝返りをうつふりをして
隣にあるベッドをひょいと覗いた。

そして覗いたことを後悔した。

僕の隣のベッドで
すやすや寝ていたのは
あのディエゴ・ブランドーだった。

(何でこいつが…!)

せっかく人が気分よく寝ていたのに
こいつのせいで気分はがた落ちだ。

自分のベッドに戻り
もう一度寝ようとした時だ。
ふいに、金髪の奴の髪の毛が
目に入った。

自分のベッドに戻ろうとする
動きをやめ
まじまじと奴の顔を見る。

(顔はうざいくらいに整ってるなこいつ……)

じっと寝ている奴の顔を
ガン見する。

(いつも寝ていればいいのに…)

首をかしげつつも
ディエゴの髪の毛にそっと触れた。

(あ…)

思いの外さらさらしていて
ついつい声が出そうになる。
そのまま髪の毛をさわりながら
頭をなでる。

「んぅ……ジョニィ…」

!!!!

突然声をあげものだから
体がびくっと跳ね
撫でていた手を急いで引っ込めた。

「むぅ………」

(な、なんだ…寝言か…)

安堵の息をもらす。
表向きには平常心を繕ってるが
内心冷や汗ダラダラだ。

「ジョニィ…………」

(また寝言か…?)

「好きだ………むにゃ」

「は…?」

好きだと一言言うと
彼はまた気持ち良さそうに寝だす。

(なっば、ば……!)

「ばっかじゃないの!?」

「ぐはぁっ!〜…!!」

彼に向かって叫び
腹におもいっきりドツキをいれて
僕は、ドアを乱暴に閉め
保健室を出ていった。

(ほんとにばかじゃないの、もう本当に最悪だ…)

心のなかで悪態をつきつつも
顔が暑く感じられるのは
きっとこの夏の暑させいだ。

後日談

「おはよう!ジョースター君!今日も良い天気だな!」

「うるさいキモい、消えろ」

「wry……。」

(絶対ない…やっぱ認めてやらない僕があんなやつに照れただなんて…)

「今日も仲が良いんだな」

「どこが!?」

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5000hitしたのでディエジョニバクシーシしまくったら妹が書いてくれました!!!
不憫ディエゴたんがかわいすぎる…!!^///^うへへ
ありがとううう////



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