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言ってはいけないxxx




これは、口にしてはいけない思いだったのに。
急いで手の甲で口元を覆ったところで飛び出した言葉が取り消しになるなんてことはなくて、驚いたあの子の顔だけが変わらず目の前に残っていた。
それから、ぎゅっと寄せられる眉根。薄く開く唇。
その奥で迷うように震える舌は、拒絶を紡ぐのだろう、きっと。



130713 詩

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