シトラスの香水
あのこれ、と真っ赤な顔で彼が渡してきたのは手製の香水だった。
「君に、似合うと思って」
スペードの形をした小瓶の中で透明な液体が揺れる。
キャップを開けて手首にプッシュすると、爽やかなシトラスの香りが弾けた。
「わ、良い匂い!すごく嬉しい…!」
「!よ、よかった」
そう照れ臭そうに笑う彼からも、同じ匂いがした。
thx:
診断メーカー
130510 詩
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -