夢となって溶け出してしまえ
どれくらいの時間が経っただろう。
生々しい音は未だ耳の奥にこびりついていて、静かになった部屋にはあいつの呼吸音だけが響いている。……そうだ、早くここから逃げ出さなくちゃ。
そう思い身じろぎをすると同時に、声がした。
「おい。其所にいるんだろ?わかってんだよ」
ーー嗚呼全て、夢ならいいのに。
130407 詩
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