▽家族
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「ねぇねぇっ、俺変な所ないかなっ!?」
『音也それ聞くの何回目ー(笑)」
「いや、だって今日は」
そう、今日は2人でわたしの実家へ行くのである
『わたしの家へ行きたい。って言ったの
音也なんだからねー。
それに今日は家に行くだけなんだから』
そう言いつつ実はわたしも照れ隠しを
していたりする
『お母さんただいまー!』
「こここ・・こんにちは!!」
「おかえりなさい。
今日ちょっと騒がしいけど、ゆっくりしてね」
『 ? あっ!
ヒロくんにマミちゃん!!』
「「わー、お姉ちゃん久しぶりー」」
『2人とも私のイトコなの』
「へー、はじめまして!
俺 一十木音也!」
「ねぇお兄ちゃん遊んでー?」
マミちゃんが音也におねだりする
わー、音也子どもすごい好きだから
超にやけてるし
「よぉーし! じゃあ皆で遊ぶか!!」
「「わーい!!!」」
――――――ーー---
「あー! すごい筋肉痛。」
『お疲れさまー。
晩ご飯できたから皆で食べよ』
「うんっ、俺お腹ペコペコ」
『大皿をつついてもらうけど、
ピーマンも食べるんだよ?』
「ギクッ!」
「えー、音也お兄ちゃん食べれないのー?
僕ピーマン大好きー!」
『ふふっ』
「あー、笑ったなー」
「別に食べないだけで、食べれない訳じゃ
ないからね、パクッ。
........。」
『音也食べれたじゃん。 いい子いい子ー!』
「音也お兄ちゃんいい子いい子ー」
そう言ってヒロくんは音也の頭を撫でた
可愛いなぁ。 当の本人は必死で
それ所じゃないみたいだけど
『ところでお父さんは?』
「お父さんは出張だからいないの」
『ふーん、そっか』
横目で音也を見たらホッとした顔をしてる
『よしっ、今日はもう帰るかな。
音也明日早いでしょ?』
「あっ、うんそうだねー」
「えーっ音也お兄ちゃん帰っちゃうのー?」
「ごめんねー、また今度来るから!
.....その時はちゃんと挨拶しに」
『ん?最後なんか言った?』
「ううん!何でもないよ!」
―――――ーーー--
『運転までさせてごめんねー。
今日はイトコ達の相手までしてもらったし』
「むしろ俺の方が遊んでもらった
みたいなものだよ!」
ふふんっ♪ とハンドルを握りながら
本当に嬉しそうな音也の横顔
「それに今日来れて本当に良かった!」
『なんで?』
「施設にいた時も皆でご飯食べてたけど、
大皿を皆で囲うなんて新鮮!
家におかあさんがお帰り。って迎えてくれたりして」
そう言い少し寂しげな表情をする
「俺ああいう暖かい家族に憧れるんだ!
家に帰ったら大好きな人と
子ども達がおかえり。って迎えてくれて。
休みの日はあんまり外に行けないかも
しれないけど、動物園に皆で行ってさ。」
『うん。』
「もし男の子生まれたら 一緒に虫と取りやキャンプにも行きたいな。
女の子だったら 俺心配し過ぎて一歩も外に出したくないよ(笑)」
ははっ。と笑う音也
「普通の家庭でいいんだ。
大好きな人と子ども達がいてくれたら満足。
いつになるか分からないけど、その時には
必ずちゃんと俺言うから。
というか、その時に俺の側に...居て欲しいです」
音也、こちらこそだよ
そんな素敵なパパの側にいれるなんて幸せだよ
「それまでにお義父さんに会っても
ヘコたれない様に俺頑張るからっ!
よぉーしっ!行くぞぉー!!」
スマイル全開で 明日を目指そうよ
2013/05/24 Fri.
細かい設定ないのですが、
きっとこの回の音也は18歳を越えてるんでしょうね←
最近彼が天使すぎてヤバイです
゜゜(´O`)°゜笑