◆友達未満、恋人未満
─────---- - - - - - -
ふと目が覚めれば朝
横に目を向ければ彼女はまだ寝てた
まだ俺も眠く、再び寝ようと思ったら
俺のではない着信音
『...誰?』
彼女のケータイのディスプレイにはまた知らない男の名
「んー...」
着信音に彼女は起きたが切れてしまった
「もうちょっと寝たかったのにー」
そう言い拾い上げたケータイをベットに放り投げた
『...それ』
「いいの、どうせ誘いだろうし」
そばに落ちていた服を拾い上げる彼女
それを見て俺も昨夜脱いだ服を着始めた
カチッっと音がしたと思えば、ふぅー。と煙を吐く彼女
『...要るか』
「ありがとー、水飲むー。」
知らずと彼女の口から水が伝う姿を見ていた
急に自分の鞄を漁り始めたと思えば
鏡に向かいメイクをし出した
『シャワー...いいのか』
「あーいいや、どうせまた後で浴びるし」
俺の居ない所で、
俺が見たことのない彼女を見る男がいる
気にしてはいけない、
考えてはいけない、
口出しをしてはいけない、
そう思えば思う程、
「なんか最近口出し増えたよね」
思う程逆効果だ
"友達以上、恋人未満”
という言葉がある
だが彼女とは
"友達未満、恋人未満”
「クールな年下の子もいいと思ったんだけどね」
タバコの火を消して口紅を塗り直せば
いつものように彼女は出て行った
何番目でもいいから傍に居させて欲しい
2014/2/3 Mon.
綺羅さんお初☆
アダルトちっくだけどいやらしくない感じを
前から書きたくて
今度はもうちょっとそんな雰囲気を濃くしたのを書きたいです
HE★VENSのお兄さん2人は幸せな恋愛をしてない感じになってしまった
友達でもなく、恋人でもない
つまりセが付く関係です(笑)
綺羅は恋人になりたいだろうなー。と