▼はっぴーばーすでートキヤ
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「トキヤお誕生日おめでとうー」
「トッキーおめでとうっ」
「あのね、嶺ちゃんと俺とでトキヤにプレゼントがあるんだ!」
「わっ、私は食べませんよ。
太る以前に翔や寿さんみたいな二の舞になりたくありませんから」
「食べるってなにが?」
「はい?」
「さあトッキーどうぞっ」
どうせケーキだろうと思っていたら
「なっ、誕生日にハヤトの衣装なんてっ」
「誕生日だからこそ初心に返ってみよー!
って思ってね。」
「プレゼントの偵察がてらトキヤの
クローゼット開けたら奥の方にあって。」
「で、ぼくちんがさっき言った通り、今日だからこそもう一度着てもらおう!って提案したわけ」
「音也、あなたは勝手にクローゼットを開けたのですね! というかこれではプレゼントではなく泥棒じゃないですか!」
「まぁまぁ、ハヤトを辞めてからトッキーこの衣装着てないでしょ?」
「...そうですけど」
「じゃあ着ようよっ。 俺この衣装着てるトキヤ見たい!」
「......。」
「大事な思い出だからこそ捨てれなかったんでしょ?」
「あー、もう今回だけですからねっ」
「俺楽しみっ」
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「おーっ、さすが体型維持してるだけあって
衣装キツくもでかくもないねぇ」
「わーっ、やっぱりその姿もカッコいいよ!」
「まさか誕生日にもう一度着るなんて思いもしませんでした」
「着てみるのもいいでしょ?
ハヤトから今のトッキーが出来たんだから」
「そう...ですか?」
「歌いたかったのに大人たちの言いなりになっちゃって。
でもハヤトとして知名度があがって、色々苦労したけど
そのお陰で本当にしたい事が見つかったんでしょ」
「そうですね」
「あれー、トキヤなんか涙ぐんでない?」
「そっ、そんな事は!」
「でねトキヤ、なるべく低脂肪のとかを使って 作ったケーキなんだけど......」
「ちゃんと僕が監視したから変なものは入ってないからねんっ」
「......。」
「...やっぱりカロリーあるし要らないよね、
ハヤトの衣装といいごめんね」
「...食べても構いませんけど」
「えっ?!トキヤいいの?」
「その分カロリーを消費すればいいだけです。
肌もデトックス効果がある物を摂取すれば大丈夫ですし」
「と、トキヤぁ〜!」
「おっ、音也引っ付かないで下さい。
衣装が破れたらどうしてくれるのですかっ」
「トッキ〜!」
「寿さんも!たださえ暑いのにお二人に抱きつかれたら暑苦しいです」
「とか言って。本当は嬉しいでしょ?」
微笑みながらそう言う寿さん、その横で笑う音也
そんな2人に祝ってもらう私は幸せ者ですね
そう思いながらケーキを口にした
「ふぐっ!??」
「え?河豚?」
「トッキーどうしたのんっ?美味しすぎたのかな」
「音也、あなたは私に恨みでもあるのですか?」
「えっ、なにが?!」
「あざといですね音也、感傷的にさせて
こんなケーキを食べさせるつもりだったのですね」
「えっ、えっ?」
「あなたも食べなさいっ」
「ふぐぐーっ、なにこれ!」
「おとやん、どうしたのっ?」
「なんかしょっぱいんだけどー」
「はっ、まさかおとやんってば
塩と砂糖間違えたでしょ!もうおっちょこちょいさんだなー」
「寿さん、あなたも監督責任ですよ。
さあ寿さんも食べてください」
「い、いやー結構な量入れてたからねー?
僕ちんは遠慮したいなあー?」
「どうぞ遠慮しないでください」
「とっ、トッキー顔が笑ってないー。
よーっし、誕生日といえばあれが!奥の手だよっ」
はい?と思ったのも束の間
ボフッ!!
「わー、トキヤナイスショット!」
「誕生日といえば顔面ケーキだよねんっ。
トッキー美白になってるよんー」
「あっはっは、本当だ!トキヤクリームで顔が真っ白」
「こっ、寿さんー!」
「わー、トキヤが怒ったー」
「本当だ、トッキーが鬼になっちゃったぞー」
クリームで顔が真っ白になり怒りつつも
祝ってくれる人がいる事が嬉しいトキヤだった
―――――ーーーー
「寿さん、今度のお誕生日楽しみにしててくださいね?」
「とっ、トッキーお仕事で忙しいし
別に大丈夫だよー?」
「いいえ、決めました。覚悟しておいて下さい」
「覚悟っ?! おとやん助けてっ!っていない!!」
2013/08/06 Tue.
トキヤばーすでー★°
今年でトキヤは20歳と聞きましたが20歳っていいですね( 〃▽〃)
嶺ちゃんが20になった記念にお兄さんが
お酒奢っちゃう!
となり逆に介抱してあげるトキヤ。みたいな
そっち系を書いてもよかったかも...!