◆染まらぬ頃に 。
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※染まる頃に。の続編でトキヤsideです。
続編の形になるので、 染まる頃に。からお読み頂くのをオススメします(*^^*)
私には毎日楽しみな事があります
名前は私の姿を見るなり駆け寄り、
そして楽しそうに笑う
私が話しかければ嬉しそうにうなずき
そして楽しそうに話してくる
そんな貴女を見るのが毎日楽しみで
私に好意を抱いているのにも気付いてました
心ではこんなに嘲笑ってるのに
気付かないなんて
そう思いながら貴女に接するのが日々の楽しみでした
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「私とお付き合いして頂けませんか」
名前では無く、その辺に居た女性にそう告げた
もちろんこの女性に情など一切ありません
そしてその事を告げた時の名前の顔
思い出すだけで口元の緩みが止まりませんでした
偽りの恋人を連れて外へ出てみれば名前が
走り去る姿が見えて
あぁ、どんな顔をするか見たくて
要りもしないこの女と出掛けたのに
それ以降また名前の姿を見ることは無くなってしまいました
そして休みが終わり、名前がどの様な顔を
してるか楽しみで仕方がありません
早く、早くあの表情を見た時の興奮をもう一度
しかし集まりに来ないを名前探しに行ったら汚く染まってました
「なんですか、染まってしまったのですか。」
染まってしまったのには興味ありません
「 さて次にいきますか 」
ふと見ると黄色の花が私に笑ってくれた気がした
あなたは赤く染まらなく美しいです
2013/7/15 Mon.
染まる頃に。と一緒に既に書いてありましたが
あえて間置きまして
トキヤがどんな顔をしてるんだろう。と
書きながらワクワクしていました
「染まる頃に。」と合わせて読んで頂けたら
幸いです(*^^*)