◇同棲しよう
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『おはよー!
ご飯余ったから今日も持ってきたよー』
「おお、いつもサンキュ」
『うんっ』
蘭丸はご飯を持ってきたわたしの頭をなでなでする
振り返ると蘭丸はもうガツガツと食べていた
「ふふぁい!」
『ちょっ、飛んでくるから後で喋って!』
ゴクンッ。と飲み込み
「美味い!」と褒めた後、また食べ始めた。
食べるのを見てると面白いくらい
みるみるとご飯が減ってゆく
「おっ..お前わざわざ持ってくるの大変だろ? だからさっ『ううんー、余った物で申し訳ないー。』
あれ?蘭丸なんか言いかけた?
まあいいや
『ねぇ蘭丸、毎日毎食わたしのご飯食べたくない?』
『だから、その、つまりね、「てかお前そろそろ丁度いい分だけ作れるようになれよ。 メシを粗末にすんな!」
『バカっ! 今明らかにいい雰囲気だったのにっ!!』
「はぁ!? てめぇこそ、さっき!!」
『え? 何が?』
毎日ご飯作りすぎるとか
口実に過ぎないのに
もう、
『気づいてよ!』
「気づけよ!」
2013/05/31 fri.
初の蘭丸さん(*゚▽゚*)
鈍感カップルにやにや