◇お勉強
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あぁ、なんで私は彼に勉強を
教えてもらおうと思ったのでしょう
あぁ、ミューゼの神よ
私に救いの手をー
「何セシルさんみたいな事を
ぶつぶつ言ってるのですか
次こそ正解しないと 正座から逃れませんよ」
『だってトキヤが難しい問題ばっかり
出すんだもんっ』
今日はトキヤとお勉強会。
なのに何故わたしは正座をしてるかと。
あまりにも不正解を出す私を
見かねたトキヤは
「では あなたが不正解を出したら罰ゲームを行いましょう。
もちろん正解したら何もありませんし、行われていた罰ゲームも無効になります」
とドヤ顔(ちなみに本人は気づいてない)で言ってきたのが始まり
ちなみにご覧の通り罰ゲームで正座中。
最後に正解したのいつだっけ..
正座のしすぎで、足の感覚が消えてきた気がする
「さぁ次の問題いきますよ」
『ちょちょタンマっ!』
「なんですか」
『トキヤこそ答え理解できてるの?」
「当たり前じゃないですか、あなたとは違いますから」
ぐぬぬぬ。
『じゃあトキヤも一緒に出しあいっこしない?』
「何を言ってるか分からないので却下します」
涼しい顔をしながら問題集をペラペラめくるトキヤ
『ねぇトキヤぁー』
上目遣いで言ってみたが、効かない以前に
そもそも問題集に目を向けてるので気づいてくれない
『じゃあトキヤが正解したら、わたしトキヤの言うこと聞くからさー』
ピクッ
涼しげな顔で問題集をめくっていたトキヤの手がと止まった
「それは本当ですか?」
『本当本当!」
わたしがトキヤに難しい問題出して、
この正座の状態をどうにかしよう
『よぉーしっ!』
「随分やる気ですね。
この私が答えれない訳がありません」
余裕でいられるのも今の内だからねっ。
『ふふんっ♪ じゃあココの答えは?』
いくらトキヤでも分からないだろう。
え、あたし? 分かるわけないでしょ。
「コレはこうですね。」
と言いスラスラと答えを書いていく
『えっ、ちょっとくらい悩まないの!?
少しくらい悩む素振りくらいしてよ。
わたしが頭悪いみたいじゃんか』
「おや、自分の事をよく把握できてますね」
あー、嫌みったらしいー
『でっ、でもいくら早くても
正解してなきや意味ないからねっ?!』
「私が間違える訳ありません。
早く確認してください」
よぉーし、よぉーし、高い鼻を折ってやるんだから。
えーと、答えは.....
「名前?」
『あ・・合ってる・・・』
「当然です。』
わたしなんか答え見てもわからないのにっ
『さっ..さーて、次はトキヤが
わたしに問題を出す番だよ、ほらっ早くっ』
「名前、まさか先程の約束忘れてませんよね?」
『えー、何の事ー?』
『・・・・・。』
「・・・・・。」
無言で見つめあうこと数十分。
トキヤの罰ゲームなんてろくじゃないに決まってる
もちろん忘れてはいけないが
わたしはまだ正座中である
もう痺れて辛いというより、正座してた事を忘れていた
だからトキヤから逃げようとした瞬間、
『うわああっ』
「おや?自ら迫ってくるなんて随分と積極的ですね」
『違う違う! てか手!!』
「まさかあなたから攻められるなんて思いませんでしたよ」
『足が痺れて転んだだけだって!!
まず腰に回してる手を離そうかっ?!』
事故とはいえトキヤを押し倒す形になってしまい、何故か腰に手を回されて離れられない
「さて問題です。
わたしとあなた、今からどうなるのでしょうか?」
『えっ、なにそれ分かんないし!』
今からってなにさ
「不正解ですね。 名前、
バツゲームですよ?」
2013/06/11 Tue.
どう転んでも最後はトキヤさんのお仕置き\(^o^)/
最後まさかのS攻めの甘めになった(笑)