抱き上げられ、そのまま二階の寝室に連れて行かれる。
ゆっくりとダイゴのベッドに降りろされ、キスをする。
キスがどんどん深くなる毎に、体の力が抜けていく。
ダイゴの首に腕を回し、必死にキスに付いていこうとしたら、ダイゴがクスリと笑った。
「可愛い…」
「ん、…っ」
パジャマをめくられ、お腹を撫でられ、ビクリと体がふるえる。
お腹を撫でる手はどんどん上昇し、下着の上から胸を包まれる。
そして、下着の下に手が侵入してくる。
「あっ…、や…」
「……ナマエ」
「なに、んっ…」
「今日から、ここで寝なよ。夫婦の部屋は、同じ方がいいと思うんだ」
「……スケベ」
「バレた?」
「あ、ぁ……も、ちょっと」
「ねぇ、ナマエもさ、したいでしょ?」
「そんなわけ……あっ、や、どこ触って…!」
「……ここは正直なんだけどなぁ」
「や、やめ…あっ、ぁあ」
「ねぇ、ナマエ?」
「わかった、から…ん、ここで寝るから…」
「うん、いい子」
「……ほんと、いい性格してるわね」
「ありがとう」
「誉めてないわよ…」
「じゃあね、ナマエの部屋は……」
ダイゴが嬉しそうに笑いながら、教えてくれた。
「子供部屋にしようか」
「……気が早いわね」
「いいんだよ、頑張るから」
「……………」
頑張らないで、とは言えなかった。
それにやたら機嫌のいいダイゴの表情を見たら、何も言えなくなった。
にこにこにこにこ、気持ち悪いくらいニヤついている。
でも、まぁ、私もなんだか…その、満更でもないので、ダイゴの提案にのってやることにする。
ゆっくりと、ダイゴの手が頬を滑る。
「ナマエ
たっぷり、愛してあげる」
20110308