13.5

※ぬるい性描写のようなもの有り







抱き上げられ、そのまま二階の寝室に連れて行かれる。
ゆっくりとダイゴのベッドに降りろされ、キスをする。
キスがどんどん深くなる毎に、体の力が抜けていく。
ダイゴの首に腕を回し、必死にキスに付いていこうとしたら、ダイゴがクスリと笑った。


「可愛い…」

「ん、…っ」


パジャマをめくられ、お腹を撫でられ、ビクリと体がふるえる。
お腹を撫でる手はどんどん上昇し、下着の上から胸を包まれる。
そして、下着の下に手が侵入してくる。


「あっ…、や…」

「……ナマエ」

「なに、んっ…」

「今日から、ここで寝なよ。夫婦の部屋は、同じ方がいいと思うんだ」


「……スケベ」

「バレた?」

「あ、ぁ……も、ちょっと」

「ねぇ、ナマエもさ、したいでしょ?」

「そんなわけ……あっ、や、どこ触って…!」

「……ここは正直なんだけどなぁ」

「や、やめ…あっ、ぁあ」

「ねぇ、ナマエ?」

「わかった、から…ん、ここで寝るから…」

「うん、いい子」

「……ほんと、いい性格してるわね」

「ありがとう」

「誉めてないわよ…」

「じゃあね、ナマエの部屋は……」


ダイゴが嬉しそうに笑いながら、教えてくれた。


「子供部屋にしようか」

「……気が早いわね」

「いいんだよ、頑張るから」

「……………」


頑張らないで、とは言えなかった。
それにやたら機嫌のいいダイゴの表情を見たら、何も言えなくなった。
にこにこにこにこ、気持ち悪いくらいニヤついている。
でも、まぁ、私もなんだか…その、満更でもないので、ダイゴの提案にのってやることにする。

ゆっくりと、ダイゴの手が頬を滑る。



「ナマエ

たっぷり、愛してあげる」




20110308