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《こんばんは。本城さんから紹介してもらった者ですが、》

駄目だ、堅すぎて怪しい。クリア連打。

《こんばんは!本城さんから聞いたと思うけど、》

…告白から入るなんて駄目だ。
名乗れないのに困らしたくない。
そもそも告白なんて…。クリア連打。

舞良は翌日の試験の勉強もそっちのけで、朱里に送る最初のメール制作に全力だった。

ようやく完成したメールを読み返したが、同時に確認した時間が真夜中を過ぎていたので諦めた。

朝に送る事にしたが、そうなった場合に最初の挨拶は“こんにちは”か“おはよう”ではどっちの方がいいだろうかと悩んだ。




「それで結局メールしてないの?」
「…うん」

いつも通りとはいかなかった試験を終えて、舞良と響はカフェレストランで昼食を摂っていた。
未送信のメールは未だに舞良の携帯の送信ボックスに“1”の字を刻んでいた。

ふわふわの煮込みハンバーグは、響の口に入る前に驚いた響のフォークからお皿に帰って行った。

「今すぐ送って!」
「え…だってもうかなり時間経ったし何て説明したらいいのかわからないし…」
「ボソボソと何を言ってるのよ、アカリはそんな事はちっとも気にしてないわよ。
それよりまだアカリにパーティーの相手がいない事は奇跡なのよ?誰かに取られたらどうするのよ!」


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Dog-ear ??
CINDERELLA STORY






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