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食事を終えて恋が外出したので、舞良は自室に戻ってバスタブに腰掛けた。
帰りのレストランで渇を入れられた舞良は意を決して携帯を手に取った。
渇を入れられた事を念頭に置いていたが、それでも目があっただけでみるみる笑顔が消えていく朱里を思い出すと、パーティーに誘うよりもまず聞きたい事があった。
《今日、2Aの教室に来てたね。見てたけど何で来てすぐ帰ったの?》
舞良を見て帰った事は確かだった。
何で帰ったかなど聞きたくない気もするが朱里はメールの相手が舞良である事を知らないから、舞良は詳しく聞けるのではと思った。
もし舞良を嫌悪しているならパーティーに誘うなど愚かに思えた。
誘う前に朱里の真意を聞けるチャンスだった。
朱里からの返事は思いの外早かった。
《実はあなたが誰なのかナリちゃんに聞こうと思ったの、でも悲しい事を思い出して逃げてしまって》
《悲しい事?言いたく無かったらいいんだけど、聞いてもいい?》
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CINDERELLA STORY