[創]甘寧×玄徳
[創]甘寧×玄徳


’これ‘は大都督が飼っている。
もうどれくらいになるか。少なくとも、疲れた眼が逃げることを諦めて虚ろになる程度には摩耗するほどの間。
かと言ってこれ以上長く続けられる訳でもない。呉公、孫権が感づくには充分な時間が過ぎた。
ならば放すか、殺すか。飼っている本人はその決断に迫って何を思ったのか、自分に秘した部屋の扉の鍵を渡した。

其処には重要なものを置いてある。
それを見て、お前がどう、するか。
責は私が負う故、お前に、任せる。

自分にそう伝えた周瑜の顔を思い出し、甘寧の口許は笑みとも苦渋ともつかぬ形に歪んだ。

見た俺にどうして欲しかったのか。
俺にこれを殺して欲しかったのか。
己を糾弾し諌めて欲しかったのか。

甘寧には判らない。ただ、自分がどうしたいのか、それだけを考えてみた結果、目の前でぼんやりとした眼差しで虚空を見る劉備に手を伸ばした。









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昔から甘寧×玄徳の妄想が大好きですた。
オリジナル三国志だと
周瑜×玄ちゃんの監禁が大前提。
そこに権兄か甘寧を
絡ませての3●が基本で(さいてい)







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