※学ぱろ
ほのぼの






キーンコーンカーンコーン




ガラッ



「ふーすけぇぇ!昼食べよーぜ」


「晴矢!!なんでお前はいつもそんなに早いんだ!」


「腹減ってんの!」


「違うよ、早く風介に逢いたいからだよ。ね、晴矢?」


ヒロトー!!貴様なんてこと言ってくれるんだ!!クラスの真ん前で…
あぁ周りの視線が痛いのだが。


「ばっ!ちげえよ!!早くいこうぜ、屋上!」


晴矢がぐいっと私の腕を掴み引っ張っていく
ああ恥ずかしい…くらくらする


大体こいつ…こいつらは素直すぎなんだ!
私と晴矢の仲は確かにいいが…裏ではデキてる説が存在してるんだぞ!!




















「うおーっ!今日も天気いーなあ!!」

「ほんと、綺麗な青空だね」

「…………」


「風介?どーした??」

「いや、何でもない」

「なーに、んなバツがわるい顔してんだよ」

「晴矢…お前のせいだ」

「んなっ?!」



「大体…その……そう!!お前、私に近づきすぎだ!!」

「「…はア??」」


あ、ヒロトまで驚いてる
明らかに語彙が足りなかったか…



「晴矢…君と私が周りからどんな関係だと思われてるか、知ってるか?」


「恋人…だろ??」


「?!」

そ、そんなあっさりと言うものなのか?!
ってか顔…真っ赤じゃないか!!

私は真っ青だというのに!!




「ねぇ晴矢、今でもいいんじゃない??」

「ヒロト…でもよぉ、、

「ほら、あんなに練習したじゃん」


練習…何のことだ?
晴矢はあーだとか、うーだとか唸ってるし










「だああ!!よく聞けっ…俺は…俺はお前のこと…」














      好きだ


















かああっ



「な…なななっ?!」





慌てふためく私に晴矢がそっと、
触れるだけのキスを交わした


そして私の耳元で低く優しく囁く






「返事…まってっから」























次の日、学校内で冷やかしの罵声を浴びまくったのは言うまでもない







冷やかしを浴び続ける二人の後ろ姿を見ながらヒロトは微笑んだ









(まったく…風介もここまでやらなきゃ素直にならないんだから)










公開恋愛 10.11.9
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