前まで友達…いや、親友だと思っていた彼女。

頭よくって、気が強いけどなんだかんだ性格もよくって、そりゃあ沢山ケンカもするけど本当は大好きな彼女。


いつからだろう。
そんな彼女の魅力に気付いたのは。




ダンスパーティーで綺麗なドレスに身を包んだ姿には釘付けになった。
あれ、こんなに美人だったっけ、って。

でも彼女はドレスを着ようが何を着ようが関係無く、とても美人さんなんだ。


ふと気付いた、いい香りがするって。
香水つけてる訳でも無いのに、何故か彼女からは僕好みのふんわりした甘い香りがするんだ。

この香りにはきっと他のどんな香りも敵わない。
とても、いい香り。



他にも沢山ある、彼女の魅力。

僕が彼女の魅力に気付いた時にはもう、すでに彼女の虜になっていた。
もう、親友だなんて思えなくなってしまっていたんだ。


でもこの関係を壊す勇気は無いから。
だから僕は今までどうりに過ごして行く。


「やぁハーマイオニー、図書室に行くの?」
「えぇ、ロンも行く?」












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