盗まれた乙女の心
あらすじ
名門だけど貧乏な伯爵家令嬢――リーシェ・エインズワース。
そんなある日、リーシェ宛に舞踏会への招待状が届く。
父から勧められたこともあり舞踏会に出席をすることを決心したリーシェだったが、不穏な影が動いていた。
舞踏会当日、秘宝“人魚の瞳”が盗まれてしまった。犯人は、自ら「大怪盗」と名乗る盗人。偶然会場を離れていたリーシェは、嫌味なお嬢様たちの策略によって共犯者に仕立てられてしまう。
無実の罪を科せられてしまったリーシェは、皇帝とある契約を結ぶ。
それは、自力で犯人を捕まえ盗まれた物を取り返すこと。出来なければ、禁固刑及び、父親の爵位剥奪。また、親族に重い罰を科すことになる。
町に向かったリーシェは、普段接することのない人物と出会うことになる。
女好きな新聞記者、理知的な警察、女装少年……。さまざまな人物と出会うことで、リーシェの物語は進んでいく。
リーシェは、犯人を捕まえられるのだろうか――――。
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当小説では、カメラなど現代的なモノも多々出てくる上に、馬車など古いモノも混合していますが、そういう世界観でやっていくつもりなので、細かいことには突っ込まないようお願いします。
また、展開等のろのろだったりしますが、暖かく見守っていただけたらうれしいです。