マルコも例にもれず、真っ黒なスーツに、ご丁寧に中折れ帽まで手にしていた。
彼女を見つけると、まっすぐにこちらへ足を進めてきているようだ。
一気に甲板が騒がしくなり、おれの周りのきゃっきゃしている声が止まってしまい、些か残念な気持ちになる。
その途端、突然、膝から崩れ落ちた。
は?
え?
何?


「えー………マルコさん、かっこいい……」



不死鳥と設計技師【45.受賞知った時より、早くね】より





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