Thanks for CLAPPING!!!


「ありがとう、すごく嬉しいよ」

ずっと、ずっと好きだったひとに告白した。

彼は、ひとつ年上の、綺麗なひと。

小さい頃からいっしょに遊んでくれて、
側で笑顔を見せてくれて、
気づいたら恋をしてた。

今日、彼はこの学校を卒業する。
このまま終わらせたくはなかった。

当たって砕けろ。

勢いのまま想いを伝えた。
彼は優しい人だから、きっとわたしを傷つけることなく
わたしの想いに終止符を打ってくれる。


「オレも、同じ気持ちだよ」


そう、終止符を…



「ありがとう、ホントはオレが言うべきことだよな、女の子に言わせちゃって…」

ははは、

少し眉を下げて、ふんわりと笑う彼。


あれ?

これは……、


……夢?


「君さえ良ければ、オレのカノジョになってくれませんか?」



なにが起こったの?

大好きなひとに告白した緊張と、
思ってもみなかった返答とで頭が爆発しそうなくらいぐるぐる回ってる。


「……喜んで?」

そしてやっと出てきたコトバ。

「なんで疑問系なんだよー」


いつもより、少し上気した頬を緩ませて笑う彼を直視できなくて、

その胸に思いっきり飛び込んだ。


「好きだよ」



耳元で囁かれた愛のコトバに、

やっぱ夢じゃないのか、って思ったわたしはきっと間違ってないよね?









サクラ、咲け!
(青春の限り)




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