今日の一日三文以上まとめ






※日記でのプチ企画。
文章は書かなければ絶対上達しないんだから、一日たった三文でもいいからちょっとずつでも書いてこうっていう感じで、
なるべく毎日日記の最後に「三文以上の極小話もどき」を書いていくというプチ修行を2010年6月23日からしてました。
コンセプトは「何でもいいから書く」。文の中身は「山なしオチなし意味なし」が前提、ほとんどが途中で終わってます。
内容は無節操なのでちょっとご注意ください。上から古い順です





【2010年6月23日 髭とニ代目】


 こんな身体なもんだから、たまにふと恐ろしくなることがあるのだ。あるとき怪我をしても何の痛みも感じなくなったら、もしかしたら自分は人間ではなくなってしまったのではないかと夢想してしまう。心臓に剣をぶっ刺されても頭に弾丸を食らっても死にはしないが確かに痛みはある。本当だ。慣れてしまえばどうってことはなくなるが、それは結局耐えてるだけだからやっぱり痛い。嘘じゃない。
 その「慣れ」が行きつくところまで行ってしまって、最終的には何にも感じなくなってしまうのではないか。
 そんなことをポツポツと二代目に話してしまってから髭は何だか物凄く居心地が悪くなった。珍しくセンチメンタルな気分になっているようだと思う。若人組が居ないせいもあるかもしれない。何てこった、まったく自分らしくない。
「すまん、忘れてくれ」
 ひらひらと手を振って話を強制的に終わらせた。事務机に頬杖を付いた態勢から、後ろに身を引いて足を投げ出すいつものポーズに切り替える。電話来ねえかなと思う。
 案の定二代目はソファーから立ちあがってこちらに近づいてきた。事務机の前で止まって、相変わらずの無表情で髭を見下ろす。
 無表情――いや違う。感情の波が微妙に見えた。探るような目で、
「……どうしてそう思うんだ」
 答えてくれるまでてこでも動かないし話をそらさせない、そんな意思がこもっていた。逃げられないなと確信したので髭は一瞬だけ目を合わせ、それから自分のブーツの爪先を見つめて、
「いんや、旦那は表情が表に出にくいから何となく想像したんだ」
「何を」
 間。
「もしかして、パラレルワ―ルドの未来の俺は痛みを感じなくなっちまったのかなってな。じゃあいずれ俺もそうなるのかと想像しただけだ」
 もちろん想像上だし半ば冗談だ――そう言い繕っても二代目は無言だった。怒っちまったかと髭が見上げると、二代目は唐突にきびすを返してキッチンに消えてしまった。どうした二代目、まだ夕飯出来てねえけど、って何でそれ持ってくんだ?と初代の慌てたような声が聞こえたあと、再び現れた二代目が手にしていたものに髭は目を丸くした。
 右手に包丁を握っていたのだ。
 何をする気か分からないので動かずにいると、二代目は今度は事務机を挟まず髭の目前に立った。ここまで来てもまだ二代目が怒っているかどうか見透かすことが出来ない。何も言わずに見上げていると二代目は刀身が光る包丁を逆手に持ち直し、そのままスラリと振り上げて、
 自分の左手首に突き刺した。
「、」
 そのまま押し込むと包丁の刃先が手首を突きぬける。手袋が瞬く間に血に染まった。零したジュースのように血が指を伝って床に滴り落ちていく。唖然とする髭を前に二代目は包丁を引き抜く、傷口から目を見張る量の出血。そのまままた突き刺そうとする動作を見せたので慌てて机から足を降ろした。
「おい、何やってんだよ?」
 手を掴んで寸でのところで止めさせる。何を考えてるのだ、自傷行為なぞ彼らしくない。こんなところ見たらネロ辺りが卒倒しそうだ。
「どうしたんだよ旦那、あんた」
「痛いぞ」
 沈黙。
「痛くないわけがないだろう」
 髭は言葉をなくした。
「今度そんなこと言ったら、頭に刺すぞ」
 二代目の瞳が前髪の奥で異様な輝きを見せた。
 いつの間にか肩に力入っていたらしい。髭は細いため息と共に肩の力を抜いて、
「……分かったよ旦那、でも行動で示さなくてもいいだろ?」
「インパクトがあったほうがいいじゃないか」
「また突飛な考えだな」
 言って髭は二代目の手首を見る。裂けた袖から見える肌にすでに傷はない。あるのは流れた大量の血液だけだ。年齢を重ねてもやはり治癒力に衰えはないようで何だか複雑である。
「……あんたは凄えよ、色んな意味で」
 二代目は苦笑し、
「でも二度とこういうことはしたくないな。痛いものは痛い」
「そりゃ――安心した」
「だろう?」
「あぁ」
 そうだな。
 髭は目を閉じて口の中で呟く、
「――良かった」

 俺達は、まだ人間だ。



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【2010年6月24日 微妙なホラー】


 どけ、と二代目が呟いて木製の扉を叩き始めた音が聞こえる。
 叩いているというよりは力任せに殴りつけていると言ったほうが正しい。しかもそれはおよそ人間が出せるような音ではなく、まるで象が何度も体当たりをしているかのような凄まじい衝撃だった。部屋の中にいるのでこちらからは分からないが、拳の他に足も使っているのかもしれない。いくら魔力で閉ざされたといってもこの分だと扉が悲鳴を上げてぶち抜かれるのは時間の問題だろう。
 が、こちらも限界だった。
「この愚弟が!もう少し踏ん張れ!」
「わか、分かってるけど、」
 バージルは若の手首を両手で掴んで引きずられないよう足に力を入れる。若の身体はもう腰までベッド下に見えなくなっている。何か得体の知れないものが物凄い力で若の足を引っ張っているようで、それはバージルさえも飲み込もうとしているのかさらに引く力を増していた。思わず舌打ちする。自分はパワータイプではない、綱引きならネロが有利なのだがあいにく本人は扉の向こうにいた。こんなときに。
「も、いいか、ら、バージル。手ぇ離せ!こいつやべえぞ!」
 バージルは無言で首を振った。許さない。ここまで頑張らせておいてホイホイ手を離すものかと思う。何としてでも引きずり上げなくはならない。絶対に向こう側になど渡すものか、絶対に、
 ベッド下の奥で何かが光った。
「っ」
 鋭く長い針の一突きが空気を裂く勢いでバージルの左目を狙った。間一髪で首を反らしてかわす。が、気を殺がれた瞬間掴む力を緩めてしまった。汗で濡れた手から若の腕があっという間に離れていく。
「!ダンテッ」
 遅い。手を伸ばすが若はもう指先を残すのみだった。その指が最後の抵抗といわんばかりに伸びて、
「バージ…」
 そこまでだった。
 同時に背後の扉が吹っ飛び、二代目とネロが飛び込んできた。が、部屋の惨状を見てどちらもすぐに足をとめた。ありとあらゆる物が内側から破裂したように弾け飛んでおり、原型を留めているものはベッドだけだった。若の姿は欠片も見当たらない。バージルがのろのろと振り返ると二代目は眉間に皺を寄せており、ネロは顔を青くしてポツリと、
「若……」



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【2010年6月25日 ネロ、バレエをするの巻(笑)】


 トウシューズも履かずにバレエダンサーのごとくスラリと爪先立ちを披露し、そのまま身体をくるくる回転させながら軽やかに床を移動していく。片足でプロも真っ青な高い跳躍をし、空中で両足を前後に広げて見事なグラン・パドゥシャを魅せるとネロは軽い音を立てて着地、爪先立ちのまま360度回転してコートをなびかせながら優雅にダンテ達にお辞儀をしてみせた。
 それから舌をべーと出し、
「なーんてな。なんちゃってバレエだ。キリエが教えてくれた」
 意外な得意技にソファーで見物していたダンテ達は顔を見合わせ、「今度クラシックのレコード買ってジュークに入れるか」と相談したらしい。



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【2010年6月27日 初代】


 自然の前で人間なぞちっぽけな存在である。海は人間に恵みを与えるどころか命を脅かそうと波を立たせ、皮膚から水分を奪い去り、ゆりかごのような揺らし方をして眠気を誘わせた。海の底には霊が無数に潜んで待ち構えているという。成る程、ここで命を落としていった者達が仲間を増やそうとしているのか。
 そのうちの一人にはなりたくないな、と初代は思う。
 何でこんな海のド真ん中でぷかぷか浮かんでるんだろう、と初代は思う。
 前後の記憶がない辺りこれは夢なのだろう。でなければ辻褄が合わない。何故ならちゃんと自室のベッドに入って深夜二時を過ぎた頃に眠りについたのが最後の記憶だからだ。気がついたら太陽サンサンの広大な海原に一人ぽつんと、それこそドザエモンの如く浮かんでいたのである。どこを見渡しても水平線しか見えず、おまけにコート付きの着衣水泳だった。どんな心理状態になればこんな夢が見れるのだろうか。
 しかも――初代は前方に目を向けた。
 なにか不吉なモノが見える。複数の大きな魚の背びれが、水面を裂いて初代の周りを一定の間隔を置いてぐるぐる回っている。まるでこちらの様子をうかがっているような、隙あらばいつでも狙いを定めているような視線だった。
 とても嫌な予感がする。
 初代は一度息を深く吸い、水の中に潜って正体を確かめた。エメラルドブルーのそこは美しく、足下にはうっすらとサンゴ礁の草原が広がっていた。不思議なことに他の魚の姿はない。身体から空気の泡が上昇していく。
 そして、初代の周りを徘徊していたのは、見るもおぞましき青ザメの群れだった。
(うわ)
 水面に顔を出す。いくら夢の中とは言えちょっとこれはまずいのではないかと思う。ひょっとしたら美味しくいただかれるのではないか――何だ、夢で自分が殺されるのは確か現実では良いことが起きる兆候だと誰かが言っていた気がするが、こちとら水の冷たさも身体のだるさも太陽の容赦ない眩しさも感じとれているのである。普通に考えれば痛いじゃ済まないことが待ち構えているに決まっている。早く夢から覚めなければならない。が、どうすればいいのか全然分からない。おとなしく食べられたほうがいいのだろうか。この夢は実はそういう夢で、食べられないようあがけばあがくほど醒めない夢なのかもしれない。そこでハタと気づいた。
 俺、エボニーもアイボリーもフォースエッジも、何の武器も持ってないじゃないか。
 何だ、と初代は思う。余計なフラグ立てやがって。最初からこうすれば良かったんじゃないか。
 早く夢から覚めよう。
 初代は濡れた前髪を掻きあげた。塩辛い味が口の中に入ってくる。舌で舐めとり、ふーと深く息をつき、それから一度だけ両手で水を思いっきり掻いて身体を腰まで浮かせると、その勢いで一気に水の中に潜った。
 何の音もたてず、静かに身体を潜らせた。
 水面から背びれが次々と水中に消えていき、やがて海には何も浮かばなくなった。引力に寄せてさざ波が微弱に立つだけで、海はただ静かにそこに存在している。海は自由だった、何者にも束縛されない。例え青い海面がじわりと赤く染まろうと、海にはそんなの知ったこっちゃない。
 初代はそのまま、二度と浮かんでこなかった。




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【2010年6月28日 ※拍手ログ「superhuman ability」の設定でお読みください】


 ぼっこぼこにしてやった。
 が、ネロも同じくらいぼっこぼこにやられていた。バージルの遠慮のない拳は真っすぐ鳩尾にヒットし、思わずくの字に折れ曲がった身体はそのまま背後の壁までぶっ飛んだ。背中を打ちつけて一瞬息が止まり、脆いコンクリートは衝撃に耐えきれずガラガラと崩れ落ちてネロを下敷きにした。しかしすぐさまゾンビのごとく立ちあがり、ネロは獣のような声を上げて猛然とバージルに突っかかっていく。
「バージルの、頑固者ッ!」
 言いながら右手をグーにして頬を殴り飛ばした。バージルの首が勢いよく傾げる。オールバックだった髪はすでにホコリと汗で垂れ落ち、傍から見れば若と喧嘩をしているようにも見えるだろう。直後に殴った右手を掴まれてそのまま背負い投げをされた。地面に叩きつけられ、上からバージルがのしかかって身動きが取れなくなる。右手が振り上げられ、テレポートで丸い断面の細い鉄骨が真上に現れたのを霞んだ視界で認識した途端、五本の鉄骨が真っすぐに落ちてネロの腹と腕と肩を貫いた。
「がっ……」
 痛すぎて目が眩む。鉄骨はすぐにまたテレポートで脇にどけられたがバージルに胸倉を掴まれて上体が浮かんだ。壮絶に身体が痛い。バージルの顔が薄く閉じた瞼から見える。どんな表情をしているかハッキリと分からないのが悔しかった。振り絞るような声が、
「このクソガキ!」
 唇から垂れた血がネロの頬に落ちる。
「俺が黙ってるとでも思ったか貴様、何も知らん奴がしゃしゃり出るな! 俺達の何が分かる!? 人を殺すなと綺麗事を抜かしておいて、一番殺しているのはどこのどいつだ!!」
 雲天の空がバージルの向こうに見えた。
「自分の能力も満足に扱えないような奴がふざけたことを口にするな! 殺したくなかったら人のいない所にでも行って二度とそのツラを出さないようにしろ!そのくらいも出来ないなら事務所から出て行け!!」
 胸倉を乱暴に外されて後頭部をしたたかに打ちつける。バージルは憤怒の表情でネロから身を起こすと鼻血を腕でぬぐい、口の中の砂粒混じりの血を吐きだして髪を掻きあげた。なんとかして上体を起こそうとネロが地面に腕をついたそのとき、耳に冷たい感触がして顔を上げる。手の甲にも感じてのろのろと見てみると水滴が散っていた。そのうちにポタポタとあちこちで音が聞こえ始め、地面が少しずつ濡れていく。空に意識を向けると厚い雲が立ち込めていて、そこで初めて雨が降り始めているのを頭の片隅で理解した。
「……雨」
 思わず呟くとバージルがちらりとこちらを向く。軒下に避難するまでもなかった。雨はあっという間にその勢いを増していき、神様がシャワーでも振り回しているかのような強烈な夕立が二人の身体を叩いていく。あちこちに水溜まりが出来始め、もうこれでは傘を差しても遅いなとぼんやりと思う。濡れネズミのままバージルを見上げると、せっかく直したオールバックは結局垂れ下がってしまっていた。
 バージルはネロに横顔を見せたまま雨空を見上げ、ひそりと呟く。
「――愚弟が」
 答えるように雨が激しさを増した。



【雨を降らしてるのは若】



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【2010年7月2日 旅行失敗】


[事件の概要]
 アミーリク航空300便として飛行していたA460は、午後17時45分マーク国際空港エンジェル発、翌日午前×時××分トーキョー着のフライトプランで運航されていた。A460は乗客150名、機長、副機長含めた搭乗員7名の計157名が乗っており、予定時刻より10分遅れて離陸した。後に天井外壁が剥がれ落ち客室が剥き出し状態となるアクシデントが発生したが、空港に引き返し緊急着陸に成功。墜落してもおかしくない状態で有るにもかかわらず死者ゼロという極めて稀な事件である。


[事件詳細]
 離陸から30分後の午後18時25分に、突如として機体前方の天井外壁が剥がれ客室内の与圧された空気が流出、減圧によりファーストクラスから主翼部分、エコノミークラスの前方の天井外壁までがいっぺんに吹き飛ばされた。乗客のほとんどはシートベルトを締めていたため機体外へは放り出されなかったが、急激な減圧と風圧によりこの時点で重軽傷者発生及び凍傷の危険が見られた。また、事故発生時に座席を立っていた乗客のネロ・コーリッシュ(後述補足)が機体の外へ吸い出されそうになったが、隣席の乗客ダンテ・レインウォーター(後述補足)が咄嗟に腕を掴んで難を逃れ、引き戻しに時間が掛かったためしばらく身体が宙に浮いた状態が続いた。パイロットはただちに緊急事態を管制に知らせ、午後18時27分トーキョー行きを中止しA460はマーク空港への引き返しを開始した。

 事故要因は今でも議論が為されており、目撃内容は乗客ほとんどが説明で一致しているにも関わらず「肥大妄想」「集団幻覚」などの意見が多数を占めている。当初事故調査委員会は外壁の接着に問題があったのではないかと予測していたが、乗客の証言によると「巨大な黒い鳥が爪で天井を一気に剥がした」と語っている。ブラックボックスの一部音声にも鳥の鳴き声のような音が収録されており、パイロット同士の「なんだあれは」「鳥か?」「信じられない」「oh god」という会話のあとに衝撃音が響いた。「乗っかりやがった」という音声が微かに聞こえたが詳細は不明である。
 午後18時27分35秒、客席で銃声が轟いた。男性の一人が二丁の銃器で鳥のような物体に発砲したようで、どのようにして銃器を機内に持ち込んだかは最後まで分からなかった。乗客の証言によると鳥は尾翼部分を掴んで木の枝に止まるように着地しており、機体は前後に大きく揺れた。直後さらに二人の男性が席を立ち同じく銃器を取り出すと、風圧で吹き飛ばされてもおかしくない中鳥に向かって走っていった。外見の特徴上かなりの乗客が男性達の座席の位置を覚えており、名簿によるとトニー・レッドグレイヴ、ダンテ・ブラッドショー、ダンテ・マーシャル(全て後述補足)であることが判明している。それからすぐにもう一人の男性も同じ行動を取っており、こちらはバージル・レインウォーター(後述補足)とされ、前述のダンテ・レインウォーターと兄弟であった。
 午後18時28分02秒、男性達は攻撃行為を鳥に続けていた。攻撃には銃器および長大な剣のような物を使用していたとされる。この時点で乗客の半分は酸素不足により意識を失っており、意識のあった乗客は男性達の行動を見守った。鳥は機体の半分ほどの大きさをしており、動くたびに赤い発光体をまき散らせて男性達に反撃を取っていたとされ、男性達は乗客を庇う行動を取りつつ発光体を機体から反らせるように動いていた。
 午後18時30分30秒、前述のコーリッシュとダンテ・レインウォーターが加わりつつ攻撃行為は激しさを増した。
 午後18時42分00秒、男性の一人(どの人物かは判別がつかず)が鳥の頭を打ちぬき、鳥は上体を右に傾けながら落ちていった。しかし不可解なことに、六人の男性達のうちの五人が鳥を追いかけるように機体から飛び降りて乗客を騒然とさせた。もう一人の男性はコクピットに向かい、機長に向かって「この飛行機は落ちないから大丈夫だ」と言う旨を伝えると、先に落ちた男性達と同じく飛び降りた。
 午後19時5分13秒、マーク空港へのアプローチ中にエンジンが停止。機体は大きく旋回したが、操縦系統は作動していた。滑走路に進入・着陸後一度バウンドしたが最終的には緊急着陸に成功。乗客は重軽傷を負ったが死者は出なかった。


[補足]
 ネロ・コーリッシュ、レインウォーター兄弟、トニー・レッドグレイヴ、ダンテ・ブラッドショー、ダンテ・マーシャルについてのその後の行方であるが、数か月に及ぶ大規模な捜索にも関わらず彼らの行方は知れず、同月5日正式的に死亡と判断された。その後の事故調査委員会の調べによると、六人は全て偽造パスポートで入国していたことが判明し、彼らの姓名が本名かどうかは今もって怪しいとされている。一部の意見によると、もし空港に戻れば偽造していたことがバレるため飛び降りを図ったのではないかという主張もあるが、身元不明のため詳細を明らかにすることは難しいとされる。黒い鳥についても落下した上空の位置の元に海底を捜索したが発見はされなかった。
 鳥については諸説あるが、最終報告書には乗客の見た幻覚という形でまとめられ提出されている。しかし、機体自体の問題がなかったにも関わらずなぜ外壁が吹き飛んだのかについての疑問が残ったため、論議は今もって行われている。
 乗客及び搭乗員は彼らの勇気ある行動に感謝し、命の恩人としてこれから後世に語り継がせたいと締めくくった。





「………ヒュ〜」
「……すっげー見開き記事だな、これ…」
「だから俺は嫌だったんだっつーの…偽造してまでジャパン行くなんて…」
「誰だ? 最初にキョウト観光したいとか言いだした奴」
「貴様だろう髭」
「……すまん、実は俺だ」
「二代目……」
「あんた…」



【レディ手配の偽造パスポートでジャパンのトーキョーに行こうとしたダンテ達が飛行機乗ってる間に悪魔の襲撃に会いました】
【みんなの姓はもちろん偽造です(笑)すいません^q^】
【ちなみにレッドグレイヴは髭、ブラッドショーが初代、マーシャルが二代目。機長に最後に一言言ったのも二代目】
【ちなみに実在の空港・飛行機名は使ってないつもりです】




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【2010年7月5日 犬の十戒】


 道を歩いていたら足に何かが当たった。ネロが下を向くと、風に飛ばされてきたのか汚れたチラシが張りついている。払いのけようかと足を振り上げ、裏側にうっすら犬のシルエットが映っているのを見ていぶかしんだ。両手に持っていた買い物袋を片手にまとめてそれを屈み取り、裏と表を交互に見返して呟く。
「――犬の十戒?」
 前方の初代が振り返り、
「どうした?」
「いや、チラシが飛ばされてきたみたいでさ」
 ヒラヒラと見せると初代はつりこまれるようにチラシを注視し、書いてある言葉に一通り目を通してあーと唸る。
「犬の十戒か。俺らには縁がないな」
「何だそれ?」
「飼い主と犬との約束事っつーか、ペットとして飼う前の心構えって言ったほうがいいかな」
 ふーんと呟いてネロはチラシに視線を落とす。先ほど見た犬のシルエットはゴールデンレトリーバーで、その隣りに『The Ten Commandments of Dog Ownership』とタイトルが吹きだしの中に書かれており、以下10個の文が掲載されている。端にペットショップの店名と住所のスタンプが押されているから、どうやらそこから飛ばされてきたようだ。
「ネロは犬飼ったことないのか」
「俺が来る前は孤児院で飼ってたことはあったらしいけど……フォルトゥナは悪魔が頻繁に出てたからみんな室内で飼ってたみたいだ。ペットショップもなかったし」
 言いつつ文に目を走らせる。どうやら犬目線による飼い主への頼み事として書かれているようで、飼い始めてから自分が死ぬまでの間の願いが込められている。言語の壁がどうしても立ち塞がるため、内容はほぼ一貫してどうか自分を知り、理解し、傍にいて欲しいと言ったものだった。何だか人間にも当てはまりそうだとネロは思う。途中で顔を上げ、
「――初代は犬飼ったことあるのか?」
「さあな」
 初代はなぜか曖昧にはぐらかして前を向くと両手を頭の後ろにやり、
「でも飼うことはないだろうな。犬が可哀想だ。俺、というか俺らのところで飼われるくらいなら余所の優しい家族のところで幸せに暮らしたほうがいい」
 そうかもしれない。常に悪魔がいつ来るか分からないような、しかも生活も不安定なあそこで犬を飼うのは予想以上に苦労するだろうことは、飼い主経験がないネロでもなんとなく理解していた。生き物一匹を飼うのがどれだけ大変なのかは想像に難くないし、死ぬまで一緒にいれる保証などどこにもない。
「ま、犬は好きだけどな。猫もいいけど」
「どっちなんだよ」
「どっちも好きさ。そうだな、もしも飼うことになったら、その十戒通り最後まで傍にいるようにするか」
 初代の表情はうかがえない。十戒通りと聴いてネロは再びチラシに目を通す。途中まで読み進めていた文の最後の10番目。「わたし」が死ぬときの心構え。初代が歌うように呟く。
「最後は覚えてる。Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember I love you. だろ?」

 ――最後まで傍にいて欲しい。「もう見ていられない」、「ここにいたくない」などと言わないで。あなたが隣にいてくれることが、わたしを幸せにするのだから。忘れないで、わたしはあなたを愛している。

 犬はもっとも人為的改良を加えられた生き物であるとされている。遥か昔から性格や見た目を微妙に変化させるべく何度も何度も品種改良がなされ、その過程で産まれた「失敗作」は処分されていく。人間のエゴを体当たりで受けてきた犬が人間に対して何を思っているかは知る由もない。ただ、10番目の最後の一文がネロの脳内でずっと溶け残っている。
「わたしはあなたを愛している」
 それでもあなたは、人間を愛するのだ。



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【2010年7月10日 二代目のこと(書きかけ)】


 で、俺は何を話せばいいわけ?
 え。
 二代目のこと?
 何でもいい……って、そんなこと言われてもよ。二代目はつえーしいい奴だぜ? 時々怖いけどな。一度怒らせたら手付けられないし。随分前におっさんを素手で百メートルくらいぶッ飛ばしたことあったし。あのときはホント冗談抜きで怖かったな、「思い出して寝れねー」って若が俺の部屋に来たくらいだもんな。
 ん?
 いや、違えよ。事務所に初めて来た頃からそうだったわけじゃ……ってこの話はまだ駄目だろ。ネタバレになっちまう。
 駄目駄目、駄目だっての。てめえしつけーな。
 おう、この話はまた今度だ。
 あとはそうだな、二代目はすっげえ勘がいい。外したところ全然見たことないぜ、本人も不思議がってるくらいだし。いつも思ったこと言ってるだけだってさ。あんだけ当たるなら――
 あ、違う違う。
 だって考えてもみろよ。あんなに勘がいいならさ、どっかカジノとか行ってポーカーなりスロットなりなんなりでそれ活かしてお金稼げるだろ。でも事務所は今も赤字経営だ。何でだと思う?
 そ。二代目はギャンブル駄目なんだ。て言うか、お金が絡むと全っ然カン発揮しねえ。遊びとかなら別なんだけど、賭けに札束入ると途端に勘が鈍っちまうんだ。そこんところダンテ達並だな。
 いつの話だっけなー。それ聞いたアイツらが面白がって真相確かめようとして、無理やり二代目をカジノに連れてったことがあってな。二代目はすげえ嫌そうな顔してた。俺は留守番。で、二時間くらいしてからみんなが帰ってきたんだ。
 あんなに沈んでる二代目初めて見たな……。
 なんかダンテ達も気まずい雰囲気だったし。相当盛大に負けたみたいだけど、気遣ったのか誰も話しちゃくれなかった。
 二代目って直感力に全部パワー持ってかれて、その他の運が全部空っぽになっちまったのかもな。金運もないし、仕事運もないし。女運はどうかは分からないけど、ダンテ達見てるとやっぱ良くないのかもしれないなあ。
 あ?
 伝説?
 二代目の伝説、ってんな大げさな……本人自体が伝説みたいなもんだろ。
 まあ色々あるけどな。全部話したら二晩でも足りねーかも。
 あのな――



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【2010年7月18日 仕事でネロ大ピンチの巻】


 ネロの意識は半分だけ浮上しつつあった。
 だが目は開けなかったし身体も動かなかった。指に力を入れようとしても感覚がなくて、本当に動かせているかどうかも分からない。ただゆらゆら身体が揺れているのは感じとれる。波の上に倒れているような気がする。耳だけがわずかに人の声を拾ってくる―――おい、このくらいの大きさでいいか。あぁ、それなら二度と上がってこれないだろうな。早く巻きつけろよ、じき追手が来る。その前に始末しないと。早くしろ。
 始末って、誰を。
 縄のようなものが腰に幾重にも巻きつけられたのを服越しに感じとれた。強く締め付けられて思わず呻き声が出ると、複数の人の声が慌てたように「おい慎重にやれ、目を覚まさせるな」と言ってくる。それは多分自分のことだろうが、何だ、何かとんでもないことを忘れている気がする。喉元まで出かかっているのだが意識が霞みがかっていてあと一歩のところで思い出せない。どうして自分は倒れているのか、何故動けないのか。周りにいるらしい奴らは、一体自分に何をする気なのか。
 潮の匂いと波の音が聞こえる。ゆらゆらしているのは波に揺られているからだと理解したのに数秒掛かった。海にいるのだ。水を掻く音もかすかにするから恐らくボートか何かに乗せられている。
 嫌な予感がした。
 起きろ、と強く念じた。動けなくていい、せめて目を開けて状況を把握したい。そのくらい出来るはずだ。やってみろ。ネロの意識はすでに半分以上醒めていた。その意識に促されるように目を開いていく、奇妙なほど瞼が震えるのを全力で抑えつける。初めに見えたのはそっけない作りのボートの内部で、そこには三人の男と採掘用のトンカチ、長縄を四方縛りでくくりつけられた、大人二人でやっと持てそうなほどの大きな岩石。
 そして、リュックに詰められた魔本が置いてあった。
 一気に意識が覚醒した。
 思い出した。
 自分は、魔本を取り返そうとして、
「て、めえ、ら…!」
 振り絞ったその声に男の一人がネロを見て顔色を変えた。
「おい、こいつ気付いたぞ!」
 もう一人のリーダー格らしい男が振り返って舌打ちする、
「ちっ早く落とせ!急げ!」
 身体が動かない。慌てて男二人が岩石を抱えあげた。どうするつもりかと思えば、二人はボートの縁に重そうに岩石を乗せると、そのまま外に押し出して海に落とした。盛大な水柱が上がり、岩石と繋がっている長縄の余り20メートル分が物凄い勢いで海中に引っ張られていく。何故か男達がこちらを見ている。違和感を感じてネロは倒れている自分の身体を目だけ動かして見下ろす。
 腰に縄が巻かれていた。
 海中に吸い込まれていく縄の先に、自分が繋がっていた。
「!?」
 気付いた時にはもう遅かった。縄の余りはあっという間に無くなり、ピンと張った瞬間にネロはボートの縁まで勢いよく引っ張られていた。何かに掴まろうとしても手が動かない。結果としてネロは何も出来ないままボートから海に放り出され、信じられないほど青い空を目に映したのを最後に海に落ちた。すぐさま視界が揺れ動く海面に変わり、周囲が空気の白に包まれる。岩石がまさに重石となって海に沈んでいき、それと同じ分だけネロの身体は海の底に潜っていく。
 こんなときでさえ動けない自分が、しぬほど憎らしかった。
(畜生――)
 ネロは何も出来なかった。仰向けの状態のままどんどん遠くなっていく水面をただ見つめることしか出来ない。魚の群れが上を通り過ぎていく。ボートの影が動き、この海域から離れようとしている。恐ろしいほど静かだった。スローモーションのようにゆっくりと沈んでいく。肺が海水に侵されていくのにもがくことも出来ない。景色が青い。
 綺麗だ。



「どこだっ!?」
 男の胸倉を乱暴に掴み、射殺さんばかりの気迫で若が顔を近づけた。男はもう恐怖で言葉が出て来ない。
「ネロはどこだ!?」
「う、ぅあ、い、いし、いし」
「どこだっつってんだろ!!」
「若、落ちつけ」
 二代目が二人目の男を銃のグリップで昏倒させると片足で頭を踏みつけ、最後の一人に銃口を突きつける。
「言え。何をしたんだ」
 その氷河よりも冷たい表情と何の慈悲も感じられない標準の狙い目に男は思わず被りを振った。次の瞬間背中にもう二つ銃口が押しつけられて小便をもらしそうになる。後ろにまだ誰かがいる、二人分の殺気。
「たた頼む。い、命だけは勘弁してくれ!」
「……俺はそんなことを訊いてるんじゃない」
 男はただ錯乱気味に、
「い、石に縛り付けてう、海に落としたんだ!!」
 赤いコートの男達の瞳が一斉に険しくなる。
「わ、悪かった!こここの本はやるから殺さないでくれ!」
「…どの辺りに」
「おお沖だ、どこら辺かは覚えてないんだっ、本当だ!勘弁して――」
 いきなり横から強烈な衝撃を受けて男の身体が吹っ飛んだ。閻魔刀の峰打ちだ。肋骨の折れる音がしたがそれくらいで済んだのは奇跡に近い。男が何十メートルも遠くまで飛んで倒れ伏したのと、若と初代が崖っぷちから海に飛び込んだのはほぼ同時だった。それを見て髭は銃を懐に仕舞い、荒れた海を見下ろして無言で眉間を寄せる。
「……ネロは魔本の影響で身体が動かない状態のはずだ。俺も行ってくる」
 二代目はそう言うと、若と初代と同じように崖から一気に飛び降りていった。
 大きな白波が立つ中に消えていくのをじっと髭は見守り、バージルはリュックを開けて本を取り出すと髭の背中を振り返る、
「燃やすか、この魔本」
「そうしとけ」
 間髪いれずに髭は言った。
「傷一つ付けず回収が前提だったが、緊急事態だ。こうなった以上知ったこっちゃねーな」
 沈んでからだいぶ時間が経っているはずだ。魔本を燃やして影響を無くさせても間に合うかどうかは分からない。だが、
「人の命には代えられない。真っ黒焦げにしちまえ」

 海は荒れている。なのに、空は唇を噛むほど晴れ渡っている。



―――――――――



【2010年7月23日 ネロと髭】


 静かだな、とダンテは思った。
 まるで街全体が葬式をあげているかのようだった。普段も静かな街だが、今はさらに厳粛な静謐さを漂わせている。人っ子一人いない。犬の鳴き声も聞こえなかった。フォルトゥナから全ての人間が消えてしまったかのような感覚である。無理もない、今現在フォルトゥナで生きている人々は全て元大聖堂跡地に集まっているのだ。
 そこで、「あの日」に亡くなった教団騎士や一般市民達へと地上から祈りを捧げているのである。
 あの輪の中に入るのはさすがに気が引けた。
 何せ自分は事件の引き金を引いた張本人である。大本の元凶は違うといえど、当事者でない一般人を巻き込んだのは事実だ。祈りの空間にズケズケと足を運べるほど空気の読めない奴じゃない。だからせめて、離れた建物の屋上からこうして元大聖堂跡を見下ろすことに徹しているのである。
 群衆の中からおもむろに見知った女性が現れて人々の前に立った。
(嬢ちゃんか)
 キリエは皆を見まわし、悲しい素振りを一切見せずに微笑みかけた。人々の間から安堵の声が微かに洩れる。キリエは両手の指を軽く握り、深く息を吸い込むと、天まで届きそうなほど伸びやかな声で歌い始めた。邪悪なものを払いのけ、優しくそれでいて力強さを感じさせるような、前向きな意志が伝わる声音だった。普段は周囲の雑音を塗りつぶすような騒々しい音楽しか聴かないがたまにはこういう曲も良いと思う。そう言えばあの日に聞いたのもこれだったような気がする。何という曲なのだろうか。
「坊や、こりゃなんて曲だ」
「Out of Darkness」
 隣りのネロはボソリと答えた。片膝を両手で抱えて、もう片方は縁からぶらぶらさせている。
「なあ坊や、野暮なこと訊くがお前は行かなくていいのか。今日は一年に一回行われる弔いの日なんだろ」
「いるじゃんか」
「あの中に行かなくていいのかって言ってんだ」
 ネロは答えなかった。
 わざわざ事務所を彼らに任せて二人で来たのはいいものの、ネロは土壇場になって「離れたところから見てる」と言いだしてきたのだ。あのときは思わず呆れてしまったものである。何のために長旅をしてまで今日この日のためにやって来たのか、死んだ者達の中にはクレドも入っているというのに。
「俺、やっぱり祈りとか嫌いだ」
 ネロはごまかすように呟いた。何を今更とダンテは思う。
「どうしてだ?」
「そんなことしなくてもちゃんと届いてると思うから。わざわざやらなくても……」
「形にしないと不安なんだろ、人間って生き物はよ」
「あんたもやらなそうだな」
「届いてるかどうか分からないからな。ちゃんとそれが分かる奴がいればちょっとはやってもいい」
 ネロはぶらぶらさせていた足を止めた。キリエの揺れるポニーテールを見つめ、それから目線を上げて晴れ渡った空を仰ぎ見る。鳥が一羽だけ飛んでいた。波を絵にしたような雲が流れている。あの雲の中にも大気圏にも天国は見えない。では、死んだ魂はどこへ行ってしまったのか。私たちはどこに向かって祈ればいいのか。
「……誰に、何て祈るんだ。あんた」
 ダンテは答えなかった。



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【2010年7月23日 もしも半魔6人がツイッターをしていたら】


nero_bluerose むくり
nero_bluerose 起床
2dantemaycry @nero_bluerose おはよう。
Wakawaka3 @nero_bluerose おはよ!
ossan4hige やべえ今起きた
ossan4hige @nero_bluerose おはよーごぜーます
vergil_yamato @nero_bluerose @ossan4hige お早う。
Wakawaka3 朝から仕事だ(´ω`)
nero_bluerose @vergil_yamato @ossan4hige @Wakawaka3 @2dantemeycry おはありでーす!
Wakawaka3 ピザない…朝メシ抜きか…
nero_bluerose 部屋あつ!扇風機付けるなう
Wakawaka3 仕事行ってくるー
nero_bluerose @Wakawaka3 いってら
vergil_yamato @Wakawaka3 行って来い。
2dantemaycry @Wakawaka3 いってらっしゃい。
2dantemaycry 今日は休みだからのんびり出来る(・∀・)
first_1devil 朝メシなう。ストサンうめえええええ!
ossan4hige @first_1devil ナカーマ
vergil_yamato いかん牛乳がない。買いに行くか……しかし外は炎天下…
first_1devil そうだ俺もコーヒー切らしてたんだった
nero_bluerose 扇風機から離れられない…
nero_bluerose あれ、フォロー増えてる
2dantemaycry くそ吹いたw RT @Lucia: RT @matie: RT @Arius: カツラが落ちてたので誰のかと思って拾ったら、自分の頭がやけに涼しいのに気付いた。落ちてたカツラは自分が使っているのによく似ていたんだ。そう言えば朝帰りで酔ってたっけ……
nero_bluerose ぎゃあああああああああああああああ!!!
nero_bluerose 何故バレたし\(^o^)/
nero_bluerose @Kyrie_ フォ、フォローサンキュー……
ossan4hige @nero_bluerose ざまあww
nero_bluerose @ossan4hige (^ω^#)
Kyrie_ @nero_bluerose 始めたばかりだけどよろしくね^^
nero_bluerose @Kyrie_ おう。嫌だったらブロックしろよ?
first_1devil TLからそこはかとなくハートマークが飛び交っている気がする件
first_1devil リア充爆発しろ!
ossan4hige さーて作業するかー
vergil_yamato 牛乳買ってきた。スーパー遠すぎだろう……´`
2dantemaycry 【2dantemaycry】は10日後にコンニャクになるでしょう。良かったね! ttp://shindanmaker.com/XXXXXX #kounaru
vergil_yamato テラジ●リ【vergil_yamato】は1000年後に青き衣を纏いて金色の野に降り立つでしょう。残念だね! ttp://shindanmaker.com/XXXXXX #kounaru
first_1devil 【first_1devil】は3日後に全てをなくすでしょう。グッジョブ! ttp://shindanmaker.com/XXXXXX #kounaru
first_1devil グッジョブって何が(^o^)
Wakawaka3 @2dantemaycry @vergil_yamato @nero_bluerose いてらありがとな!
Wakawaka3 仕事中なう。今日は活きのいいのがたくさんいる!
nero_bluerose やっぱり鍵付けた^q^クレド来たらまずい。
nero_bluerose ってフォロー申請もう来てるしいいいいいいい
ossan4hige @Wakawaka3 良かったじゃねーか
vergil_yamato 魍魎の匣を読むなう。
vergil_yamato やはりナツヒコ・キョウゴクはいいな。
Wakawaka3 やべえ刺さったwww ttp://twitpic.com/XXX
2dantemaycry グロ注意 RT @Wakawaka3 やべえ刺さったwww ttp://twitpic.com/XXX
nero_bluerose @Wakawaka3 ちょwwwwwww
ossan4hige @Wakawaka3 ちょwww
first_1devil @Wakawaka3 自分が刺されてる画像送るなwww通報されるぞ!
vergil_yamato これは酷い。
2dantemaycry @Wakawaka3 戦いながらツイートしてるのか?
Wakawaka3 おえー服が血まみれ(´・ω・`)
Wakawaka3 @2dantemaycry うん
nero_bluerose @Wakawaka3 携帯しながらだと血付いて故障するぞ
first_1devil 若のキャパぱねえ
first_1devil @nero_bluerose ちょ待てやったのか
ossan4hige TLが一気に血生臭くなったなw
vergil_yamato (´°ω°`)




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こいつあひでえ!!(笑)







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