根暗でネガティブが根底にあるが、あからさまな人見知りはしない。決して話上手ではないので無言のプレッシャーには弱い。拗らせた妄想という独り遊びは、物書きに良い影響は与えても、対面においてはよく話を聞き損ねる悪癖に。古臭い化石のように頑固。自身の作品に対するプライドの高さから逆に卑屈で、好きな物に執着し自己の世界に引き籠る偏屈な男。ペースを保つ事を好み普段は冒険出来ない分突然の行動力に周りを驚かせる事もある。
猫背に低い声と眠たげな表情からして根暗な印象を増すが話せば割りに喜怒哀楽は分かりやすい。二十歳で華々しいデビューを飾ったもののその後は鳴かず飛ばず、数年前から時代シリーズ物が当たり出し今は食うに困らず少し贅沢をする収入を得るまでに。他人と直に会う触れ合いは苦手でサイン会等は一切しない。今は専らミステリー主体だが金に困っていた期間異なるペンネームで書いた官能小説は特殊な性癖の物が多いとか。部屋は本だらけで掃除が苦手な癖に独自の配置があると触れられる事を拒む。酒は飲まない癖に飲み会の雰囲気は好み、煙草と珈琲をこよなく愛し蓮の花が描かれたライターを大事に使用している。懐古主義で物持ちはいい。