「いって…なんだよ？」
「そうじゃなくって！さっき言ったじゃない、ぎゅー…とか、ちゅ、ちゅーとか…」
「……え？」
「え？あ、あれ？聞き違い？なっ、なら良いの！ごめん、なんでもない、忘れて！」
「お、オレ、声に出てたか！？」
「へ？」
「く、口に出したつもりなかったんだけど！いあ、あの…っ、えとっ！それはその、なんというか、あ……わ、悪い？のか？」
「き、訊かれても…」
「嫌じゃねえか？」
「い…嫌ってわけ…じゃ、ない、けど」
「そ、そか」
「なんでいきなりそんな夢…？」
「いきなりって、前からたまに見るぞ？」
「初耳よ！？」
「女じゃねえし、わざわざ夢の話なんかしねえだろ」
「そっ、そうかもしれないけどっ」
「よし、ルーシィ公認だからな。毎晩出て来いよ」
「無理だから！てか、公認って…！」
「なんだよ、ノーギャラじゃ夢に出ねえのか？相変わらずがめついな」
「違う！」