感じる


 

「ここからが俺の再スタートだ」

 駅徒歩八分、大学までは駅五つ分離れていて、スーパーやコンビニが徒歩圏内。
 バストイレ別で、家賃が六万円と破格の上1Kもある。これ以上無い物件だと思った。

 内見をした後、飛び付くようにすぐに諸々の手続きを済ませたのが記憶に新しい。
 親は最後の最後まで反対していたけど、もう実家に居座る気なんてそうそう無かった。

 大学はなんとか合格して、無事にこの春から大学生になる。きっと俺を知っている人なんて大学にはいないだろう。いたとしても俺の顔や名前を覚えているはずがない。

 絶対大丈夫、今度は上手くやれるに決まってる。
 荷解きを終えた部屋を見回しながら、強くそう思った。


 それからの毎日をこなすのがやっとで、早くアルバイトを見つけようと思い立ってから既に何日も経っていた。
 大学はまだ授業がガイダンスの週だが、早く履修登録をしなくてはならない。幸いにも友人と呼べる人ができて、流れるままに一緒に授業を受けているがこんな感じで良いのだろうか。

 意外と思い通りにいかない毎日で少しだけ寂しくなったりもするが、母からくる連絡を見ては思い直している。
 実家にはもう帰れない、それくらいに思いながら生活しなければ。


 学校が終わり、部屋でゴロゴロとしているとピンポーンと軽快な音が部屋に響いた。俺はびっくりして立ち上がり、すぐにインターフォンの音だと認識する。
 こんな音だったのか。

「はい!」

 すぐにドアを開けると、あまり見慣れない服を着た配達員らしき人が箱を持って立っていた。
 サインもせずにその荷物を受け取る。二つ箱があり、載っていた母の名前に顔を顰めた。なんだろうか。
 少し嫌な気分になって荷物を床に置いて放置した。今は到底開ける気分にならない。

 それから暫くしてから、風呂上がりにふとその存在を思い出した。結局中身はなんだったのだろうか。
 濡れた髪をタオルで擦り付けながら、独特の匂いのするダンボール箱を手に取る。

「ん…?」

 伝票にはミミズの走ったような文字が記入されていて思わず目を凝らすと、二〇二号室と微かに読み取れる。
 住んでいるのは二〇一号室だが、母が書き間違えたのかと疑うが送り元の住所も知らないところだ。
 慌ててもう一つのダンボール箱の伝票を見るとそこには母の名前があり、確信した。

「誤配達か……どうする」

 まだ中身を開けていなかったのが幸いだ。配達員に電話をするか、それともこれを直接渡すのか……。
 ウジウジとその箱を見ながら悩んでいると、なにやらガタガタと隣から大きな物音がしてきた。その音の大きさに一瞬肩を上げたが、これはもう届けに行くしかないなとため息をついた。

 挨拶は特にしなくていいらしいけど、この先顔をずっと合わせないなんてこともないだろうしと決意してから、濡れたタオルを洗濯機へ放り投げた。

 サンダルをつっかけて玄関を開く。いざインターフォンを目の前にするとなんだか心が縮んでいくような感じ。
 ええいままよ、とその黒い音符が印刷されたボタンを押すと自分の家と同じような控えめな音が響いた。

『はい』
「あ、の……隣の者です」
『ちょっと待ってください』

 声が遠のいたかと思うと、すぐにガチャリと鍵が回る音。ドアが開くのと一緒に体が無意識に後ろへ一歩下がった。

「初めまして、どうかしましたか?」

 顔を表したのは、なぜこんな安アパートに住んでいるのが不思議なくらいのイケメンだった。どこかのコンシェルジュ付きの高層マンションにでも住んでそうな、爽やかなイケメン。
 髪もサラサラで肌もツルツルしてて、まるでどこかの少女漫画にでも出てきそうな同い年くらいの男だ。
 ごくりと喉が鳴った。

「ぁ、の……これ、うちに間違って届いて」
「え? ああ、配達員さんのミスですね」
「ええ、知らなくて受け取ってしまって」

 イケメンのサラサラの髪から覗く目から視線が外せない。思わず「イケメンですね」なんて馬鹿みたいなことを口走ってしまいそうだった。

「わざわざありがとうございます、お手数お掛けしました」
「いえ……」
「新しく引っ越してきた方ですよね? 新岡です」
「あ、俺は四島です」
「もしかしたら少し煩い時もあるかもしれないですが、その時は遠慮なく壁ドンしてくださいね」

 白い歯を見せながらニコリと笑った新岡に不覚にもドキリと胸が鳴った。

「は、はは…分かりました、でも全然気にしないで下さい」
「いえ、お互い様なので。じゃあ、わざわざありがとうございました」
「あ、はい」

 パタリと閉まったドアに一瞬ぼうっと突っ立ってしまった。すぐに我に帰り自分の玄関に駆け込む。
 ドキドキと痛い程に鳴る心臓を抑え込んで、玄関の冷たいタイルに座り込んだ。

「か、かっこよすぎた……」

 もしかしてこの誤配達って、新しい道を歩み始めた俺に神様がくれたプレゼントなのかも……なんて、都合よく考えすぎか。


 最初に好きになったのは、保育園の時の先生だった。
 みんなよりも発達の遅かった俺は並ぶ時も一番前で、かけっこだって一番遅かった。お昼ご飯の時間には一人だけいつも残って食べていたし、お昼寝の時間も寝るのが遅ければ起きるのも遅かった。
 だからきっと一番面倒をかけていた。
 だけど、それだけ先生は俺のことを見てくれていたんだ。

 次に好きになったのは小学生の時に隣の席だった子だ。その子は俺がいつもものを落とすと拾ってくれて、笑顔を向けてくれた。教科書だって、忘れ物をするといつも快く見せてくれて、授業中に内緒バナシだっていっぱいした。
 だから俺は教科書をよく忘れるようになったし、落とし物もいっぱいする事にした。

 そして次は、中学生の時の同級生。
 風に靡く髪が綺麗で、俺はいつもその子の髪の毛を見ていた。特に話しかけることも、掛けられることもなかったけど、髪の毛が綺麗なのはその子が一番だと今でも思える。髪の毛が綺麗でいい匂いがして、いつも笑っていたような子だった。

 その次は、高校の時の部活の先輩だった。
 運動部にどうしても入りたかった理由は、少年マンガの熱い友情に惹かれたから。そして出会ったのはバスケ部の先輩だった。
 やはり運動音痴だった俺は、マネージャーとしてその部活に入った。先輩はバスケ部のエースで、よく後輩たちの面倒を見ていた。三年生が引退したら次期部長になる人だった。
 俺は先輩のためにせっせとマネージャーの仕事をこなした。先輩はいつも俺のことも気に掛けてくれて、よく声を掛けてくれた。俺はますます先輩が好きになった。

 それから、先輩たちとご飯に行くことが多くなった。俺は少ない時間でバイトも始めて、毎日が充実していた。
 そしてある時、先輩がついに俺と二人きりでご飯に行きたいと誘ってくれた。俺は二つ返事で先輩について行った。
 バスケ部の今後の相談とか、たわいもない雑談、ファミレスのご飯が美味しいだとか……本当に色々なことを話して、俺はもっと先輩が好きになった。
 ……先輩もきっと、同じ気持ちだと思った。

 それから、先輩とは二人きりで遊ぶことが増えた。先輩は来年には受験を控えていたから、いっぱい遊べるのはこの年で最後だとよく言っていた。
 映画館で二人で映画を見ていた時、こっそりと手を握られた。俺も先輩の手を握り返した。
 それから、内緒でみんなが帰った部室でキスをしたりしていた。先輩は唇が厚くて、舌も厚くて、キスをする時は食べられそうな気持ちになった。それでも俺はよかった。

 そんな日が続いてしばらくして、部活のみんながコソコソと俺を見て何かを言っていることに気付いた。先輩と俺が部室でキスをしていたのを誰かが見ていたらしい。そして、みんなにバレることになった。
 先輩は、きっと俺を守ってくれると思った。だって先輩はいつも強かったから、だから俺とは付き合ってるってそうみんなの前で言ってくれると思った。

『コイツとはただの遊びだよ。部活が忙しくて女とキスが出来なかったから、どんなもんかと思って気になっていただけ』

 部活のみんなは爆笑していた。先輩の肩を叩いて、『なんで俺に声を掛けてくれなかったんだ』と泣き笑いでそう言っている人もいた。
 俺は目の前が真っ暗になって、今まで先輩に騙されたことを知った。先輩は遊びで俺にキスをしていた。
 先輩とは、それから二人きりで遊ぶことも、話すことも無くなった。

 俺は気づいたら体重が減っていて、暫くちゃんとご飯を食べていないことに気付いた。
 周囲がそのことに気づいた時には、手首や足首が、握って人差し指と親指が余裕を持ってくっつくくらいに細くなっていた。そして人に指摘されて初めて自分も気付いたんだ。
 母さんは晩御飯はいつも外で部活の友だちと食べていると思っていたらしい。だから敢えて何も言わなかったと。

 それから俺は検査入院のために病院へ入院した。医師に色々聞かれて、思うままに答えた。それから退院すると部活はすぐに退部させられて、放課後は塾へ通う事になった。俺はそのまま言う通りに高校時代を過ごした。

 そんなわけもあって家族は俺が一人暮らしをするのを渋っていたが、俺は大学を敢えて遠い所を選んで一人暮らしを強行突破する事にした。家族は新幹線でも使って通えとも言っていたけど、毎日新幹線通いだなんて辛すぎる。

 そして半強制で親の同意を得て一人暮らしを始めた。
 大学は多分馴染めてきたし、友だちと呼べる人だって出来た。だからきっと大丈夫、これからもやっていける。
 そんな時に、この誤配達だ。きっとこれは神様が俺にくれたチャンスなのかもしれない。俺の新たな門出を祝ってくれているんだ。

 いつか、お隣さんの……新岡さんと親しくなれる日が来るといいな。


「ただいま」

 部屋へ帰ると習慣的に声を掛けてしまう。何もない空中に向かって掛ける言葉は虚しく狭い部屋の中に響いただけだった。
 一日三食を大事に、がモットーだった先生の言う通りにそれだけは律儀に守っている。もう二度と気付いたら食べていなかったなんて事は無いようにしなければ。それこそそうなったら親は退学くらいは考えそうだ。

 それを思い返していそいそと夕食の支度を始めた。
 今日はぶつ切りにした野菜を炒めてそこに豚肉を入れて塩胡椒と中華だしで野菜炒めの完成だ。炊き上がるように設定したお釜からフツフツと言う音と米の炊き上がる匂いが漂う。

 と、バタリと大きな音が聞こえた。
 きっと新岡さんが帰ってきたんだ、そう思った。

 キッチンは玄関が近く、隣の玄関とも近い。音が聞こえるのは当たり前なくらいだった。
 ドキドキと早る心臓に手を当てて溜息をつく。別に部屋が覗かれているわけでも無いのに、なんだか少し気恥ずかしい。こうやって意識してしまうのは、別に勝手だろうか。

 麦茶に氷を浮かべる。キンキンと音が鳴って氷に亀裂が走った。

 なんとなくテレビをつけるのを躊躇って、パクパクとご飯を食べ進めながらも隣の壁が気になってしょうがない。
 野菜も火が通ってるし、味付けだって問題ない。白いご飯には合うように少し味が濃いめだ。感覚がそれを捉えるのと同時に、聴覚はずっと隣の物音がないかと聞き耳を立てていた。悪い事だとはわかっているが、それでも気になるものはどうしようもないのだ。

「……な、なに期待してるんだか」

 慌ててテレビをつけて番組に集中しようとするが、気が付くと意識は隣に集中していた。
 ダメだダメだと改めてテレビに向き直るが、それでもまた気がつくと意識は隣の壁に行っていた。


 そんなことを繰り返しながら夜ご飯を食べ終えて、休憩だと言って壁に寄っかかる。壁越しに新岡さんが暮らしているのかと思うと、なんだか一緒に屋根の下暮らしているようでワクワクした。
 たった一度新岡さんと話しただけなのに、俺ってメンクイってやつだったのかな……。
 改めて自分の中の自分像と本当の自分との乖離に、少し驚いた。もうあんなに気軽に人のことは好きにならないと誓ったのに、言ったそばからこんな感じだ。前途多難っていうやつかな。

 ガタリ、と物音がして思わず息を止めて耳を澄ました。一音も落とさないように壁に耳をくっ付ける。
 すると、なんだか奇妙な声……物音が聞こえてきた。

 最初は、何か動物が鳴くような音だった。それから徐々に大きくなっていく……なんの音だ?
 目を閉じて物音に集中する。
 もしかして何かペットを飼っているとか……いや、このアパートは動物禁止だったはずだし……。

 グルグルと考えていると、ソレは一頻り大きく鳴いた。
 その瞬間、俺はアッと小さく声を上げてしまい、慌てて口を塞いだ。

 ひ、人を連れ込んでいるんだ。
 今のは絶対に女の子の声だった。
 玄関の方で聞こえた時には誰の声もしなかったし、ご飯の時も何も聞こえなかったけどきっと女の子を連れ込んでいるんだ。

 女の子は定期的に声を漏らしながら、一際大きく声を上げることもあった。そのリズミカルな感覚と、濡れた様な肌を打ち付け合う音が部屋に響いている。

 俺は目を見開き、一音も逃さぬように神経を耳に集中させた。
 気付くとその声は無くなって、俺は張り詰めていた息を漏らした。

「あ、おはようございます」
「! あ、お、おはようございます」

 新岡さんとばったりと会って、昨日のことが気まずい。でも気付いているのは俺だけだろうし、

 それからというもの、玄関の開く大きな音を聞いては壁に寄りかかるようにして耳を澄ましていることが多くなった。
 勿論、日に三度の食事は忘れずに心掛けた。だって、こんなに天国のような場所を逃したくないと思ったんだ。

 あんなに清潔で爽やかで檸檬の似合いそうな新岡さんが、獣のような行動をしているのかも知れないと思うと胸が熱くなった。

 終いにはいつしか自分のものを握っていて、その壁から聞こえて来る女の子の声と水音で自慰をするようになっていた。

 新岡さんはどんな風に女の子に触ってるかな。
 天使にでも触れるみたいに優しく?
 それとももしかして少し意地悪に焦ったく?
 色々な想像が捗って、俺は小さく声を上げた。

「ぁ、あぁ……に、おかさ」

 ブルブルと内腿が震えて熱いものが走る。
 それから一息ついた後に、手に吐き出した性をティッシュを手繰り寄せて拭った。

「はぁ……なにやってんだろ」

 それから、その音が聞こえるたびに自慰をすることになって、声もいつしか女の子のように上げることが多くなった。自分を女の子のように新岡さんに抱いて欲しいのか、それともただのそういうプレイなのか、なにに興奮しているのかがもう分からなかった。

「新岡さん……」

 ただの一回しかまともに喋った事がないし、見たのは顔と少しの雑談だけ……なのに何でこんなに惹かれるんだろう。

 ある日、ゴミを出そうと外に出ると、新岡さんの姿が二階から見えた。新岡さんはアパートのゴミ捨て場にゴミを置いているようで、俺はそれを食い入るように見つめた。

 新岡さんはゴミを捨ててから、そのままどこかへ向かっていったみたいだった。俺は慌てて下へ降りて、ゴミ置き場の目の前で息を飲んだ。

 新岡さんが捨てていったゴミが光っているように見えた。俺は自分のゴミを捨ててから、新岡さんのゴミ袋をサッと取った。辺りを見回してみるが、誰の人影もない。

「……はっ、は!」

 俺は猛ダッシュで部屋に飛び込むように帰った。玄関に入り鍵を閉めると、ドキドキと後から心臓が大きくなり始めた。

「や、やっちゃった……っ」

 ガサガサと袋が擦れる音がする。
 俺はそれをカッターで破った。


「分かってるよ、大丈夫だから」

 じゃあもう切るね。
 そう言って相手の言葉も聞かずに電話を切る。
 母からの安否確認の電話だった。

「まったく……大丈夫だって、言ってるのにな」

 目の前のアクリル板が反射して俺の顔が写った。
 た、たしかに……良くないこともしているかもしれないけど、ご飯は三食きっちり食べているし、友達だっている……。
 別に犯罪っぽい犯罪もしてないし、誰かに迷惑もかけてない……。

 だから、大丈夫。

 目の前のコレクション棚には、アクリル板が嵌め込まれている。中には俺が拾った宝物たちがこちらを見ていた。

 大丈夫、大丈夫。俺はずっと正常だ。


「……あれ?」

 学校が終わって家へ帰り、鍵を回していつも通りにドアノブを捻ったが開かなかった。
 カチャリと音がした筈なのに。
 もう一度鍵を回してドアノブを回すとスーと扉が開いた。

 サッと顔から何かが冷めるものを感じて、慌てて靴を脱いで部屋に上がる。そしてそのまま一番奥の部屋の角に急いだ。

「よ、よかった……無事だ…」

 アクリル板の中には俺の宝物がちゃんと入っていた。
 もしかしたら誰か入ってきて盗まれたり荒らされたりするかと思ったけど……治安はそこまで悪くないみたいだ。


 その日も新岡さんが帰ってきてから、よく聞く耳に馴染んだような音で俺は自分を慰めた。

 新岡さんがいつか、俺に気付いてくれるといいな……。

 そんな日を夢見ながら、俺は目を閉じて快感に身を任せた。


 授業が早く終わり家に帰ってから課題を終わらせて、スマホでゲームをやっていた。ふと目に入ったのは、紫色の広告で、すぐ会えてヤレる出会い系……なんてあからさまな言葉が書いてある。
 すぐそばでゆるく描かれた動物たちがニコニコと笑っているのに。

「出会い系、とか……俺にできるのかな」

 ふと想像したのは新岡さんと腕を組みながら公園を歩いているところ。新岡さんとはちゃんと喋ったこともないのに、馬鹿みたいだ。
 アプリで出会った知らない男の人だったら……そんなの考えただけでも嫌な気持ちだ。

「でも……やるしかないよな」

 そうじゃなきゃ俺と腕組んでデートしてくれる人になんて出会えないもん。
 そう思った瞬間に、バン!と壁に何かがぶつかる音。物のような音ではなく、身体をぶつけるような音だった。

「え……? 躓いちゃったのかな……びっくりした」

 新岡さん、何してるんだろう。

「新岡さんと、喋ってみたいな」

 いつも女の子にはなんて囁いてるんだろう。どんな風に触るのかな。

「勇気出して話しかけてみようかな」

 新岡さんとはあんまり会うタイミングが無い。同じ大学生かと思っていたけど、もしかしたら違うのかな。

「頑張って、タイミングが合えばいいな」

 とりあえず、出来る限り新岡さんが家を出るようなタイミングで俺も家を出ればきっと会える!
 おはようございます、なんて挨拶ももしかしたらできるかもしれないよね。



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