テイク・ミー・アウェイ(斎藤+相生)

「やっぱウチ、ドラゴンボールはかめはめ波で決めなあかん思いますねん」
「俺はギャリック砲だな」
「あかんあかん。ギャリック砲は超ベジータに通用せぇへんのやもん。足元の岩場が砕けて下敷きになってまうよ」
「じゃあ太陽拳はどうだ」
「そうどすなァ、クリリンも使用できる簡単な技やし…」
「でも俺はベジータの技が一番しっくり来るかな」
「ウチはクリリンが開発した気円斬がええ」


相生、お前はクリリン派なのか?



きみにだけ甘える(平山+斎藤)

「平山さんがギックリ腰ですか…」
「…実は昨日、吉栄を両腕で抱きかかえた時にだな、」
「……。」
「…内密に頼む、お願いだから」
「わ、分かりました」



路地裏に飽きて(沖田)

飽き性だから。



さあ捕まえてごらん(沖田)

どっちが追われて
どっちが追っているんだか

ただね、
終わりたい。



夜、星空に鳴こうか(斎藤+平助)

「一は鈴虫の鳴き声って素敵だと思わない?」
「馬鹿かテメー。アブラムシと同類の何処が素敵なんだ」
「鈴虫とアブラムシは同類じゃないよ!」
「あーはいはい、チロリンチロスケはアブラムアブパチと一緒に吠えとけ」
「…?」



チロリンチロスケ=藤堂平助。
アブラムアブパチ=永倉新八。



ほらお見通し(市村+斎藤)

「怒っていらっしゃるんですか?」
「いいや」
「じゃあ何故刀を抜いているのですか?」
「暇潰しにお前でも斬ろうかと」


斎藤先生は、僕の事をどうしても殺したいようです。



ギブアンドテイク(平助+沖田)

「どうしてワザと急所を外したりするの?そんなんじゃ人間は死なないよ?」

ただ、耳ガ、痛かった。



「甘ったれるな、」



低くもない沖田さんの声は、まさに耳なりのよう。
僕は一握りの情けが必要だった。



あいつの癖(永倉)

左目がピクリと反応してから、舌打ちをする間に止めなければなァなんて。
でないと、――あいつはまた人を殺すのだ。



背中合わせに語って(原田)

ああ、武士って日本一めんどくさい。



終わらない日々(沖田)

――まさか。

来るな、明日。
早く、来い、水無月。










×