論語読みの論語知らず(土方+山南) 「だからアレがソレだろ?」 「土方君、それでは分かりません。…本当は本の内容など理解していないのではないですか…?」 「理解してるって!だからコレがアレで!」 「コレがなんですか?アレがなんですか?」 「だから…っ!」 「土方君、いい加減にしないと怒りますよ」 桃栗三年柿八年(田村+斎藤) 「僕の夢は成就するまでにすごく時間がかかると思うんです」 「どんな夢なんだ?」 「斎藤先生をお嫁さんにする夢です!僕、斎藤先生より絶対強くなっていい男になってみせます!」 「柚子の大馬鹿十八年…」 「えっ、じゃあ十八年待てば僕のとこへお嫁さんにきてくれるんですか!?」 「お前それ本気か?凄く怖い話なんだが…」 我が田への水も八分目(原田+土方) 「わーい焼き芋頂き!」 「左之助!お前俺の焼き芋食っただろ!なんでお前は人に対して配慮が出来ねェんだ!欲張るのも大概にしろ…!」 「なんだよ、土方さんは副長だから焼き芋食えねーだろ。高ェ京菓子でも食っとけよ」 「なんで副長だから焼き芋食えねーんだよ!!俺はな!沢庵の次に焼き芋が好きなんだよ!」 「もう沢庵でいいじゃんめんどくせー」 「左之助ェエ!」 我が船の順風は人の船の逆風(お梅) 鴨はんはな、お酒呑みすぎたら手ェつけられんほど暴れよったけどな、お酒やめようやめようしよったんや。 お偉いさんにとったらえろう迷惑な男やったかもしれへん。…けぇど、ウチらにとってはえろう善い人やったんやで。 人は見方次第や、取り返しつかんくなる前に覚えときや、人は裏表もしっかり見なあかんってな。 我が身のことは人に問え(沖田+斎藤) 「一君、私は甘いもの好きであまのじゃく、どうですか?」 「いいえ、あなたは寂しがり屋で思いやりがある人だ。俺とは正反対」 「一君は優しい人、一君に敵う人なんかいないよ」 「どうも、有難う」 「どういたしまして」 我が身を抓って人の痛みを知れ(永倉+斎藤) 「いてててて!」 「あ、そんなに痛かったですか?」 「いてーに決まってんだろが!いきなり何しやがる!」 「つねれば痛がるかなって思って」 「痛がるに決まってんだろが!!お前もつねってやろうか!!」 「いいです、自分でつねりますから。永倉さん力加減とかできないでしょ」 「お前も力加減せずに今思いっきり俺の二の腕つねっただろ!!」 禍を転じて福となす(相生+吉栄) 「風邪引いたら斎藤せんせぇがお見舞いに来てくれはって、えらい長うウチのねきに寄り添ってな、手を握ってくれとったん…やからね、ウチもっと風邪引きたいんよ。吉栄、ウチに桶一杯の水を頭からかけておくれやす」 「誰か風邪薬買ってきてぇえ!見張りもきてや!熱で姐はんの頭がおかしゅうなっとる…!」 渡る世間に鬼はない(阿部) 本当に伊東先生は仏と見間違えるほど、この人は決して鬼ではないと思ったのだ、 笑う門には福来る(平助) 笑っても辛いことはたくさんあるけどね。 破鍋に綴じ蓋(永倉+沖田) 「左之も隅に置けねぇよな、あんな可愛いおマサちゃんと婚礼しちまうなんてよ」 「でもお似合いですよね」 「いや、でもよ…あいつなんだかんだで下品だろ?おマサちゃんは活発な町娘だが、どこか品があるっつぅか…。あの二人、釣り合ってんのか心配で…」 「おマサさん落ちたものを洗って食べちゃうんですよ」 「え、まじで?それは左之助と相性ピッタリだわ」 ← ×
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