困った子(斎藤+服部)

「ッあ!そんッな激しく振るな!目の前でちょこまかちょこまか鬱陶しい!飛び去るなら早く行け!俺の前で何回も何回もクチにくわえたものをチラチラチラチラ見せるな気持ち悪い!飛ぶなら飛ぶ!食うなら食う!食うなら丸飲み!」
「どうしたの、斎藤君」
「あ、服部さん…。雀が青虫をくわえて私の目の前で…」
「なんていうか、その…斎藤君は可愛いね」



たまらず泣いた(加納+毛内)

「何やっとるんですかアンタ」
「み、道之助…小指、柱にぶつけた…」



そんな気がした(原田+永倉+斎藤)

「新八、屁こいたろ」
「こいてねーよ!」
「じゃあ一ちゃんか」
「すみません」
「マジかよ!」
「冗談ですよ、そんな下品なことを平気で行うのは永倉さんしかいません」
「しねーよ!」
「なんだ、やっぱり屁こいたの新八じゃん」
「こいてねーよ!」



覚悟はできた(斎沖)

「一くん顔近いよ」
「いつでも出来るように」
「えっ、な、なにを?」
「嫌だな、その無知っぷり」



愛が星を丸くする(阿部+平助)

「そんなわけなかろう、星は星だ」
「だって、一人で見る時より一と見た方が綺麗だったんですもんっ」
「それはない、星は星だ。藤堂くんの目はただの藤堂くんの目だ。全ては気の間違いだ」
「阿部さんの意地悪!」



不可逆理論(斎平)

「うるさいから引き離したくなる、黙るから引き寄せたくなる」
「肩を、抱いてくれてるのは…?」
「うるさい、したいだけだ」



過不足のない(土方)

能だ、

無くてもいけねェ
ありすぎてもいけねェよ



察しの良い子(沖田)

「土方さんの機嫌が悪くなるのは沢庵が後五切れになった時です」



どのようにして愛す(服部+斎藤)

「口で言って身体で確かめあった方が早いかな」
「服部さん、ご冗談を」
「あはは、冗談は言わないよ」
「え?」



燻り(山南)

代償なんてものは何も在りはしないのだよね、結局のところ。










×