どちらにしろ本望(沖田)

「生きて殺されるのと殺されて蹴られるのは変わらないものだから、どちらもね、」



一分間無礼講(斎藤)

「永倉をボッコボコに殴れえええ」



踊り場にて(沖田)

人斬り舞台はいいもんだよ。



先輩命令(永倉+斎藤)

「なあ、なんか酒のツマミ買ってきてくんね」
「断る。永倉さんが一人で勝手に行けばいいだけの話だ」
「ンだよ、どうせ暇人のくせによ」
「暇人とは聞き捨てならん」
「俺の一生のお願い」
「アホか、誰が貴様の願いなど聞くか」
「てめーボソッと愚痴吐いてんなよ。なあ、年上の俺様が頼んでんだぜ、一ちゃんよ」
「…行かねーつってんだろ」
「ああ?今なんつった?」
「貴様は道端で馬に踏み殺されて来い」
「お前は馬糞かけられてろ」
「ふざけるな、お前が馬糞かけられろ。そして肥溜めに落ちろクソ」
「お前だろ!」
「「ああうるっせぇ!」」



大きな壁(平助+島田+山崎)

「僕、島田さんみたいに大きくなりたい!」
「…て、照れますな…」
「やめとき藤堂さん、毎日鴨居に頭ぶつけんねんで」




にまにま(斎藤+平助)

「松茸おいしいよねーっ」
「ああ、てかコレ」
「ん、なあに?」
「平助の股間についてるものとソックリ…」
「最ッ低!!!」



雨降りお迎え(沖田+土方)

「もう少しで一君が迎えに来てくれると思うんですけど…」
「総司、お前いい身分じゃねぇか」
「土方さんこそ、一君にお迎え頼むなんていい身分です」
「拗ねんなよ」



どうせいつか忘れる一瞬(服部)

笑顔が思い出された、そして泣き顔を向けられた。憶えた記憶を持っていけるのならば、第一にそうしたいのだが、死ぬことは初めてであるから。

「弱ったなあ、泣くなよ斎藤君」

君の顔は二度と忘れたくはないと思った。やはり愛しかったのである。



嫌いで結構

だが死ぬな。



たまに染まる耳(斎平)

「何でお前、顔以上に耳が赤くなる必要があるんだ」
「は、はじめが…いきなり耳舐めるからっ…!」










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