打ち明けない(沖田)

あの人より先に死ぬんだもん、言う必要ないよ。



打ち消せない(斎藤)

あの人より先に死にはしない、聞く必要もない。



(斎藤+平助)

「よし、これから藤堂バカ助…あっ間違えた平助の死刑執行を行う」
「なっんでええ!?僕何か悪いことした!?!?」
「したからこんな事になってんだろ、足下の薪が見えんのか」
「なにするのおお!!」
「火あぶり。」

「総司、平助がはりつけされてんだけど…」
「原田さん、平助は一君が大好きな白身魚を食べてしまったんです」
「ああだから火あぶりの刑なの?」
「ツッコミそこですか」



女が泣いた(斎藤+相生)

「男を殺した。そうしたら女が走ってきて、血まみれの死体にすがりつきながらズット泣いていた」
「斎藤せんせ…」
「俺が殺されたら相生は泣くのか…?」
「そないなこと、」
「すまない、馬鹿な事を聞いた。死ぬ気はないから泣き止んでくれ」

(死体にすがりつきながら女がワアワア泣くものだから、あまりの執着心に鬱陶しく思い、女も殺してしまったなんて、相生を抱き締めながらは絶対言えないと思った。)



もう会えない(沖田)

また会えるなんて無いだろうからね、このご時世。



嘘はあの子を救うのか(山南+沖田)

「総司、私はちゃんと告白してくるよ!総司と一緒にコッソリ土方君の句集を見てしまったって!」
「山南さん!?」
「そして酷い内容に総司と笑い転げたことも私は正直に言うつもりだ!」
「山南さああああん!?」



君の幸福について考える(加納+毛内)

「あいらぶきゅうとかワケ分からん事を言う篠原さんは、誠に幸せそうな顔をしていらっしゃる」
「道之助は幸せそうな篠原さんを見ることで幸せを感じているんだな」



なぜなくの(服部+斎藤)

「どうしたんですか…」
「いや、ちょっと、柱に小指を、ぶつけてしまって」
「可愛……」
「え?」
「あ、いえ、肩をお貸しします」



分からなくても困らない(沖田)

別に気になるもんなんてないよ、死に際に何か叫んだりする奴がいるけれど、喉を斬ってやれば叫ばなくなるもの。
大抵「助けて」って叫ぶから関係はないよ、だって助けるわけないじゃない。


「刀を鞘から抜くということはテメェの命も身体から抜く覚悟をしないと。」



新しい名前(斎藤)

新しい記憶が欲しいのですが、どうしても古い記憶は新しくも生まれ変わりもしないのです。










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