蜜と毒

然らば屍



月と潮

されど宵闇



そこで僕は一匹の雄猫に成り下がる(沖田)

だって殺すだけでしょう?



惜しむらくは僕等が磁石の同極同士だということ(永倉+斎藤)

「お前とマジあわねぇ」
「そっくりそのまま返します」



ありふれないためのヒール靴(相生)

貴女と私は違うもの。
(奔騰するほど闇被るまで)

あんたの事なんか知ったこっちゃあないわ。



無機質な貴方も案外可愛く鳴くのね(斎藤)

罵声と言ふのか、
言わないのか。



怪獣ぶった小動物の話(お梅)

「それ、芹沢せんせ。」



桜を見にきたのかしらね

もうあの人は死んだのに。



泣き顔を見たいがために君を許した僕の鬼畜(藤堂+斎藤)

「道場に付き合え」
「珍しいね、一が稽古なんて」
「いや、平助を滅多打ちにしたくて」
「指名!?」

(名前を呼んでくれるようにはなったけど、なんだかまだ、遠く果てしない変わったユウジョウ)



最後の晩餐ごっこ(永倉+斎藤)

「どうせ死ぬのだし」
「どうせ還らぬのだし」

「乾杯」
「御意」










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