三郎はもう、見たままに欲が躊躇せず出るのだと予想していたから、何も、思わずに雷蔵の両眼を黒い布で覆うのを見て、本当に何も感じなかった。こうしたいんだろうと思った。 けれど、まさか八が雷蔵に口淫させている事には、少しばかり内心驚いている。そんな事を思おうと、自分自身とそれから二人の行っていることには意表を突く程の慄然が走って行く。 でも、一番非難なのは雷蔵かなあ、脚を撫でながらもそう思った。 「ごめん雷蔵、みんなが欲しがった上での判断的行動だよ」 一致しただけ。理由はそれだけである。その前に、軽い三郎の思い付きと八の告白だっただけ。 「ウグゥ、ゥ、」 「何やってんの、最後までしてあげないと、八が辛いだろう?」 八の陰茎が喉の奥に深く入り、雷蔵は嘔気を寄せて口を離したものだから不満そうに、そう言ってあげた。すると三郎が俺を見て笑いつつも雷蔵の頭を押し、再びねじこもうとする。 「ぐ !ぁ、 う」 終いにはズルンと口内に入った途端、涙が出てしまっている。それが拭ってあげることも出来ないとは、 (自分は本当に優しくない奴だったんだ) しばらくすると諦めたのか嗚咽しそうになりながらも、静かにゆっくりと続けては水滴を溢した。 「な、雷蔵凄くいいだろう?最高だろう?」 笑う三郎は雷蔵の腰を掴んだまま離そうとはしない。さっきまで暴れていたので雷蔵の足首を掴んでいたのだが、もう必要もなさそうだ。 背筋を辿るといちいちビクビクする雷蔵の反応が堪らなくなってきている。飲むのか飲まないのか、楽しみを抱えたように見ていると、苦しそうにしっかりと食道から胃へと誘う。 「最初に誰から犯されたいのかい?」 意地悪そうに言う三郎は悪戯を好んでするときの表情に変わり、愛しそうに雷蔵の尻を割っていた。 「だ、だれ、もうやめて、もう何もしないで!触れないで!」 混乱している様子の雷蔵は加虐心を煽る。煽らなくちゃあ、何もされないで済んだことなのに、でもさすがにこれは免れないか、かわいそう、ごめんね。 「誰に触られてるのか分からないぐらいだったら、今誰のを飲んだのかも分からないんだろう?じゃあ、誰に挿入されているのかも、分からないんじゃない?」 よかったね、付け足して酷い事を言ってしまった自分は雷蔵の腰に手を添えた。 end リクエスト有難う御座いました! 目隠し強姦という笑えない内容でした´`;雷蔵が好きだけど愛ありすぎて酷いんです皆。 090410 ← ×
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