目を閉じて10数えて(鉢屋+雷蔵)

「もーっ!何で廁まで一緒に入ってくるのさ!」
「え、雷蔵が好きだから。なんか問題ありますか?」
「ばかちん!10数えるまででいいから絶対入ってくるなよ!」
「はーい」


そんな日常。



桃色(鉢屋+雷蔵)

「雷蔵にね、桃色の下帯買ってきたんだけど…はいて下さい!」
「却下」



愛の歌(鉢屋+雷蔵)

「ちゅーは?」
「ダメ!」
「膝枕は?」
「…仕方ないなぁ」


わーい!
そう叫んで雷蔵の柔らかい太股にダイブしたわけですが、
あまりの嬉しさに尻を揉んでしまい…。


"お触り禁止令"、が、出されたと言うわけです。



俺、生きていけないよ!



ねぇ(鉢雷)

三郎のサボり癖は、昔から多々あったのだろうか。
こうやって、僕を誘っては――。

ああ分かっているのに。


「今日、授業サボろうか」
「うん」

答えてしまうなんて。

「明日も授業サボろうか」
「うん」


決まって二日間。
腰は休めなきゃね、授業も辛いもんだよ。



僕らの関係
まだ誰にも知られてはいないのだ。



ぬくもり(鉢雷)

「今日はやんないよ」

何故?

「明日、実習だから」

そうか、忘れていた。
早く寝ないと目の下が潮江先輩みたいになるのは確かなんだがね、2号は嫌なんだがね、……多分大丈夫だろうと勝手に判断解釈。
懲りずに雷蔵の布団に潜り込んだ。

「寒いんだー」とか「布団の節約ー」とか「仕方ないんだー」とか色々言って。
さすがに最後の理由については殴られそうだったけど。
「明日の実習、雷蔵と組んで俺人一倍頑張りますから。雷蔵に負担かけませんから」と言ったら、簡単に受け入れてくれた。
ん、諦めてくれたっていうのが手っ取り早そう。


「三郎、タフだよねぇ」
「任せて下さい!」



君にいいとこ見せたくて。



純潔という名の皮肉を携えたおんなのこ(ユキ)

「鉢屋センパイって本ッ当サイアクな男よ」
「えー、ユキちゃん何言ってるの、鉢屋センパイって凄く素敵じゃないの」


「全然分かってないのね、みーんな見る目がないわ」


みーんな見る目があるわ、
だから、他の女から捕られたくないんだもの。



可哀相という言葉は彼が為に在った(鉢屋)

家族は亡いし殺したし。
虐殺しすぎで夢見るし。
拷問されて顔面丸焼け。

こんなんでも俺、抜群にかっこよかったのよ?



そう言うと君、
「うん、分かってるよ」


…俺、照れました。



態とやさしく舐めてあげる(雷蔵)

別に誘ったわけではない。



少年と少年の共生論(鉢屋)

雷蔵になりたい。
なりたいなりたいなりたい、なりたい。

そして一つになりたがる。



なれのはて(鉢雷)

こうなりました。










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