思う事言わねば腹ふくる(潮江+伊作)

「どうしたの文次郎…。その真っ赤な頬っぺた」
「仙蔵に叩かれた」
「えっ喧嘩!?」
「なんつーか…、お前が女でも俺は絶対好きになんねぇって言ったら、こうなった」
「ありゃあ…それは言い過ぎだよ文次郎…」
「…ムカついたままじゃ収まんなかったんだよ」
「そうだけど…」

(なんで分かんないのかなぁ。仙蔵は文次郎のこと大好きなのに、)



親に似ぬ子なし(きり丸+土井先生)

「土井せんせぇー!」
「うおっ…!」
「そこの団子屋さんが先生とオレ、親子だって勘違いしてたよ!」
「そうか…私はそんな老けているのか…」
「オレすっごく嬉しいな!土井せんせぇがお父さん、うふふ」
「私も嬉しいよ、きり丸が子供だったら」



彼も人なり予も人なり(滝夜叉丸+次屋)

「七松先輩が人間?まさかァ…」
「うわああ!滝夜叉丸先輩がおかしくなったぞ!誰かァアア!」



苦あれば楽あり(きり丸)

戦で家族が死んじゃった時は苦だったけど、今は楽しいから楽。
だけどそれが連鎖しているのなら、次は苦だからオレが死んじゃうの?は組の誰かが死んじゃうの?先輩が死んじゃう?
それとも大好きな土井先生が死んじゃうのだろうか、



苦しいときの神頼み(竹谷)

「ぐぅうう…腹痛ェ……うんこしたい…神様…助けて……お願いします…」



怪我の功名(与四郎+食満)

「怪我するのも悪くないべー」
「…馬鹿、痛いだろ」
「だって、お前がこうやって心配してくれる」
「……うん、」



将を射んと欲すればまず馬を射よ(七松)

「時間かかるから、将も馬も一緒に殺せばいいんだよ」



人事を尽くして天命を待つ(五年ろ組)

(っしゃぁああ!後は運命を天に任せてオレは寝る!)


「ねぇ三郎…まだテスト始まったばかりなのにハチ寝ちゃったよ…?」
「…俺、昨日八左に教えてあげたんだよね。一問だけ解いたら後は寝ればなんとかなるって」
「なんとかならないよ!?」
「いいんだよ、雷蔵。あいつ一問だけしかわかんねーから。後は考えるだけ無駄だろ?だから寝たほうがいいの」
「…じゃあハチの点数一点じゃん……」
「うん、そうだよ」


――後日。

「まじ聞いてくれよぉぉ雷蔵ォ三郎ォ…」
「うわっお前ベタベタする、近寄んな」
「どうしたの、ハチ」
「この間のテスト0点だったんだよォ…どうしよう」
「天にも見放されたか」
「ハチ……今日から一緒に勉強しよう?」



心頭を滅却すれば火もまた涼し(伊作+食満)

「だめぇええ!留さんの笑顔は消せないよぉぉ…!」
「どうした…?」



宝の持ち腐れ(雑渡+鉢屋)

「君なら我が率いる暗殺集団に大歓迎なのに」
「生憎、血に飢えてはいませんよ」
「そんなに雷蔵君の側がいいのかい」
「うるさいなァ、好きだから仕方ないだろ」










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