無になる(久々知) 空殻殼空殼空空空! 殼殻殻殻殻殻殻殻殻殻! 君とあの人のまちがいさがし(竹雷) 「瞳の奥と笑い方と匂い」 「ありがとう」 ぐらぐら(鉢屋) 震えずに立てないって言うことよりも、何かを失っているのでそんな感じなのでは? 神経は、あるかい? いま君の動脈が温かいということ(鉢雷) 先程までビクついていた君はゆっくりと呼吸を続け、その身体を密着させる。 そのゆっくりとした呼吸が俺を頗る煽ったので、舌を出した。 「!」 また声にもならない一言と荒い呼吸で、密着も絶えず間がない。 名前を呼んで呼び合って、ああもう駄目だ食べてしまおう。 黒い朝(久々雷) 致していた。 白い夜(久々雷) 致す前のこと。 残響、残骸、残存(鉢屋) ごめん、思い出したくないから。 にたりよったり(雷←竹) 「この犬ハチみたい!可愛いーぎゅってしたい」 「俺のこともぎゅってしたい…?」 「え、別に?何で?」 遠くで兵助が笑った。 汚い記憶(雷蔵) 身体中掻き毟れば消えると思っていたのに中身はどうにもならないってことに気付いた。 (記憶になったから良いと思ったのに、それはどうにもならないらしくて泣きそう、綺麗のまま居たかったのに) 初めて人を殺めた気がした(雷蔵) 嫌いと言ってしまった。 ← ×
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