あいしてくれた報復に僕は永遠を祈るとしよう(孫兵)

「愛してるよ、ジュンコ」

そう言い
傷口に
クスリを。



かみさまあいつは幸せなようですね(食満+六い)

「聞け潮江」
「はァっ!?」
「聞いてやれ文次郎」

「用具委員の一年、つまり俺のかわゆい後輩がボートの点検を一人で出来るようになった」
「あ、ああ…」
「ここまで成長できてるなんて思いもしなくてだな、俺はこの感動をどこにどうやれば…いや、どこに置けば良いのやら以下なんたらかんたら」
「ちょ、仙蔵…!こいつなんなんだよ……!」
「用具の母、ケマミーだ」



そちらとこちらで対極ごっこ(六い)

引っ付かない磁石があります。

「まるでS極の私に怯えるM極の文次郎のようだ」
「仙蔵…。M極じゃなくてN極……。」
「…………。」


仙蔵は押し入れから出てこなくなりました。



フェイクな皮膚で一生懸命(体育委員)

「今日も元気にランニングだ!」
「七松先輩!次屋先輩がいなくなりました!」
「四郎兵衛が川に流されました!」
「滝夜叉丸先輩がタコ壺ターコちゃんに落ちました!」
「え?聞こえない聞こえない!さぁランニングだ!」


あってはならぬ日常茶飯事。



ぼくはきみのモルモットたらん(兵太夫+団蔵)

「団蔵にだけ特別に僕の部屋の招待状あげる」
「いっいらないよ!僕まだ死にたくないよ!きっ金吾が行きたいって言ってたよ!!」
「あー…金吾は昨日来て再起不能になったばっかりだから^^ね、次は団蔵だよ」
「なんの恨みですか!?」



たとえば甘えるとか愛してあげるとかそういうの(ユキ+鉢屋)

「愛してあげましょうか?」
「いらない心配をどうも」



間違っても恋だけはせぬように(雷蔵)

「君とは友達の好きでいたかったのに」

幾度も抱かれた、
今更に。


微笑を浮かべた君はぼくの首にそっと手を巻き心中なさるおつもりですか?



薔薇とカチューシャ(タカ丸+綾部)

「綾ちゃんチョー可愛い!」
「久々知せんぱいこういうの好きだと思いますか…?」
「うんうん!昨日好みのタイプとかバッチリ聞いたしぃ」
「このポーズせくしーですか?」
「ちょうセクシー!!」
「ボイーン」
「うわあ鼻血ーッッ!」



孕んだ欲望の甘さと闘え(竹谷)

プリティーな唇!
ふわふわな髪!
潤んだ目!
むちむちのケツ!

「ら、らいぞうッ!(はぁはぁ)」
「あん?違ぇーよバーカ」


玉砕イイイイイイ!!
×5!!



生憎さよならがきこえなかったので(食満+伊作)

呼び止めてみた。
彼は寂しそうに笑い、「風邪ひくなよ」といつもの癖のように。

「その笑顔は一生忘れそうにない」
「嫌だな、忘れようよ」
「お前は俺から忘れ去られなくて本当に不運だ」
「全くその通りで、」


泣き顔を見たのは
いつの事やら、
何故泣いたのかは

会ふときまでの。










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