「お、マーシャおかえり!偵察どうだった?」

「うん、特に異常なし!ちょっと一休みしたら報告に行って来るね」


「お疲れさま!
 はぁ、それにしても…やっぱり空飛べるっていいよね〜。
 気持ち良さそうだし、移動だって早いしさ。」


「そう?うーん、でもやっぱりいい事ばっかりじゃないよ?
 常に弓兵や風魔導士には気を付けてなきゃいけないし、たまに大きな野鳥とかにぶつかりそうになってヒヤッとする事だってあるし。」

「そっか〜、そりゃ空は空で色々大変だよね。」


「ふふ。でも確かに飛んでると気持ちがいいよ。ずーっと遠くの景色まで見渡せるし、…たまに面白いものが見れたりするしね。」

「えっ、面白いもの?
 なになに?たとえばどんなの??」


「そうだなぁ…ついこの間、洗濯中のケビンさんの褌が風に飛ばされてくのが見えた時は失礼だけど笑っちゃったなぁ」


「(ケビンさん…褌なんだ…)」



「あと一番驚いたのは、いきなり目の前に天空中のアイクさんが飛んできて


 『弓には気を付けろよ』

 って一言だけ言って敵兵の所に落ちてった時かなぁ。びっくりしちゃって思わず返事できなかったもの」


「たッ、大将ってそんな高く飛んでんの!??えええっ!!?」


「あの跳躍は常人にはちょっと真似できないよね!
 エリンシア様があこがれるのも分かる気がするなぁ」

「い、いや、なんか違うと思う……多分…」



***

マーシャの喋り方がわからない…
イメージと違ったらすみません…あと勝手にアイエリ匂わせてすみません…(笑)

リクエストありがとうございました!



back

top


BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -