DdFF会話メモ

終章後半

ひずみ脱出後
ティファ「気配はこっちね……!」
ヴァン「早いとこ見つけ出してさ、すぐ片付けて――コスモスのとこに帰らないとな」
ユウナ「ヴァン……でも――」
ラグナ「いや〜そうだな、それがいい。そうと決まれば――行くしかない」
ライト「行くぞ――次元の扉をブッ潰す!」

ライト「次元の扉を必ず閉じる――今考えなければならないのはそれだけだ。他のことを考えている余裕なんてない。カインたちも同じはずだ。今さら何を心配しても私たちにはもう戻ることなんてできない……。だから私は――私は仲間を信じて進むだけだ……」

ライト「次元の扉へ向かうぞ。これで終わらせるんだ」

ラグナ「そんな怖い顔するなよ――って言っても無理か。怖い顔したくもなるよな。でもな、こういうときに笑うってのも割りといいもんなんだぜ。……ほら自分がちょっと強くなったような気がしねぇか?――しねぇか、ハハハハハハ」

ラグナ「泣いても笑っても次元の扉はすぐそこだ。気合い入れていこうぜ」

ユウナ「わたしたちのしようとしていることは、他のみんなの未来に繋がってる。そうやって思うとこんな状況でも何だか少し安心するんです。眠っている戦士たちを――わたしたちが消滅から守ってあげられるなら……どんなことがあっても、わたし、戦います」

ユウナ「戦いが終わったら……いつかわたしのこと思い出してくれるかな」

モーグリ「本当に逃げないで行くんだな……。帰ってくるクポ、ちゃんと……6人で……」

【繰りかえす惨劇のひずみ(青)】
ヴァン「カインひとりで大丈夫かな……」

【奪われた無垢のひずみ(青)】
ライト「結局カインに背中を預けることになったな。無事に――戻ってくるとは思うが……」

【異界へと続くひずみ】
第01階
ヴァン「……オレ、みんなと一緒でよかったと思ってるよ」
ライト「私もそう思う……が、語り合う暇はなさそうだ。準備が整ったら出発しよう」
ラグナ「よしみんな!装備品チェーック!武器や防具は揃ってるか?」
ティファ「装備品も大事だけど青いひずみも近いし力をつけて戻ってくるのもアリよ」
ユウナ「心の準備はできてます。行きましょう、次元の扉へ!」

ティファ「ずっとこの世界で戦い続けてたら、私たちの記憶は全部戻ってたのかな」
ライト「カインの話を信じるならな。思い出せたところで意味なんてないが」
ラグナ「それで元の世界に帰れるってんならいいけど、そんなんじゃ〜なさそうだしなぁ」
ライト「――不安か?ティファ」
ティファ「ううん、大丈夫。何かが不安って思うほどの記憶はないもの。逆に今はみんなといるからすごく安心する。仲間と一緒なんだって思えるから。ああでも……ちょっとだけこわいかな。私にとっての仲間はみんなだけなのに、みんなにはみんなの記憶の中にもっと大事な仲間がいるのかなって思うと――」
ライト「ティファ――」
ティファ「ねぇ、私、みんなと仲間なんだって思ってていいのよね?ここにいるみんなとも、眠ってるみんなとも――」
ラグナ「バカだな〜当たり前だろ?今さらそんなこと聞かれる方がおじちゃん悲しいぜ」
ライト「ここで一緒に戦った記憶は何よりもはっきりしてる。私にとってもそれはいちばん大事な記憶だ」
ティファ「――ありがとう。ひとりじゃないって感覚が――今の私にとってはいちばん懐かしくて大事なの。だからこわくても……負けないよ、私」

ヴァン「そういえばラグナはなんで次元の扉のこと知ってたんだ?」
ラグナ「そりゃオレの情報収集能力のおかげ――じゃなく、普通に敵さんから聞いたんだよ。もし次元の扉を壊しに行くなら覚悟はしとけって言われたけどな」
ライト「消滅への覚悟――か。おまえはできてるのか?」
ラグナ「うーん――まあライト君、それを考える前にやることがあるだろ?」
ヴァン「そうだ、消滅なんて考えんな。次元の扉をぶっ壊して元の世界に帰るんだ」
ライト「現実は――そんなに生易しくない。今よりもっと大量の敵を相手にすることになる」
ヴァン「そんなの最初からわかってる」
ライト「本当にわかってるのか?言っておくが半端な気持ちじゃ足手まといになるだけだ」
ヴァン「じゃ、あんたは負けるつもりで行くのか?そんなんであいつらに勝てんのかよ」
ライト「何だと――?」
ラグナ「おいおい喧嘩なんかやめようぜ〜。やめてください、お願いします、このと〜り〜このと〜り〜」
ライト「……誰も喧嘩なんてしていない」
ラグナ「イミテーションが増えるのを止めに行く。それはライトもヴァンもオレもみ〜んなおんなじ。覚悟だとかそういう話は置いといて一致団結してこの先に進まなきゃ、な?正直言うとさ、楽して元の世界に帰りたいよ。危ない橋なんて渡りたくない。でもそれはみんな同じだ。嫌だなんて言ってられねぇんだ。少なくともオレは嫌なこと人に押し付けて寝てるなんてできねぇ……消える話とは別にな」
ライト「ラグナ……」
ラグナ「まあ……あんまり偉そうに言えないけど時が来れば答えは出るさ。って何かの本に書いてあった」
ヴァン「ラグナ……本かよ」

第02層
ユウナ「次元の扉を壊すことに成功したら他のひずみみたいにここも穏やかな空間になる――。解放されたひずみで眠っている人も目が覚めたら元気に戦えますよね」
ライト「倒れて眠ったままの――カオスの戦士のことか?」
ティファ「ねえユウナ――ユウナは残ったら?だって守りたい人がいるのよね?ユウナの記憶は元の世界のもの――眠ってもユウナはその人のことを忘れないよ」
ユウナ「でも、わたし――」
ライト「無理に行くことはない。大事な奴なら……そばにいてやれ」
ユウナ「ううん、わたしは――わたしができることをするだけ。ジェクトさんとティーダが――未来で戦いを終わらせられるよう戦うだけ。二人は強いから大丈夫。彼らを信じて、わたしはわたしの道を進みます」

ユウナ「ここまでがわたしたちの時代、なのかな。もしそうなら次からはキミたちの……時代。力を合わせていっしょに歩きたかったけど、その道はまだここにないから。キミの道を……今度はわたしが作るよ。だからだいじょうぶだよね――ティーダ」

ユウナ「イミテーションたちの強い気配……次元の扉はもうすぐそこだね」
ヴァン「扉を壊してイミテーションも全滅させてやれば完全にオレたちの勝利だ」
ライト「……またそれか。いい加減甘い考えは捨てたらどうだ」
ヴァン「なんだよいきなり。オレが勝つって言うの、そんなに気に食わないのか?」
ライト「ああ、勝つなんて軽々しく口にされるのはな。何をしにどこへ行くかわかってるのか?無駄に命を落とすくらいなら……次の戦いに行け!私がおまえを眠らせてやる」
ユウナ「ライト――!!」
ヴァン「……なんだ。心配してくれてるんなら素直に言えばいいのに」
ライト「なっ――!誰が――」
ヴァン「心配するな。オレはマジメに考えてる。『勝ち』にいくってちゃんと考えて言ってるんだ。眠らせるとか言うなよな。オレたちは仲間だろ。一緒にきたし一緒に行くんだ」
ライト「…………まったく。つかみどころのない奴だな。そうまで言うなら口だけで終わらせるなよ……行くぞ」

ヴァン「もしもほんとに負けたら――迎え、行けないな。でも平気だよな?オレじゃなくても誰かがあの子を見つける。あいつも自分の気持ちはっきり言えるよな。そうすればコスモスの奴らなら助けてくれるだろ。少なくともあのツノカブトじゃなきゃ、敵だからって無理に戦ったりしない。だから頑張れるよな?ティ――」

ヴァン「あれ、名前なんだっけ?ティ……ファじゃないよな。ティ――ダ?も違うし」

ヴァン「あ、そうだ――ティナ」

第03層
ラグナ「なんだ?うわっとっと!あっ……足つった……!」
ヴァン「ラグナ大丈夫か?ほら……つかまれよ」
ユウナ「足場が消えた?もう戻れませんね……」
ライト「これで……よかったんだ」
ティファ「前には進めるよ。行こう!」

ムービー《次元の扉へ》

エンカウント
ケフカ「預けたものお返し願えませんか?」
ヴァン「何の話だったっけ?」

アルテ「救われた命を無にするとは――」
ティファ「大きなお世話よ」

皇帝「新たな悲劇を見せてもらおう」
ユウナ「わたしの物語は悲劇なんかじゃない――」

雲「見せてみろ、選んだ死の道を」
ラグナ「ああ、しっかり見せてやるよ」

ガー「完全なる消滅を与えてやろう」
ライト「復活などはなから望んではいない!」

ムービー《6人の覚悟・胸の内にある光・12度目の浄化・エピローグ》


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