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「れお、やだっ、れお……っ、やだぁ……っ」


あんまりな恰好に首を横に振るが、玲央の力が弱まることはない。
脳みそも体もぐずぐずにされてもなお残る羞恥心で玲央を見上げるが、獣はそんな俺の表情を甘く見下ろすだけだ。
ゆるりと微笑んだ玲央は、己の唾液でたっぷり濡れたその指を、無情にも内部へ突き入れた。


「ひぃっ!?」


ゆっくりと、ゆっくりと奥へ差し込まれる指が時折曲がって中を刺激する。すぐ抜けた指はしかし、穴の周りを濡らす唾液を絡ませながら再び中へなんども、なんども侵入してくる。


「んぐっ、んっ、はっ、はぁっ」

「小虎、目ぇ逸らさずちゃんと見ろ。分かるか、こうやってお前の中を広げて、慣らして…………あぁ、」


ぐっと奥まですすんだ指を曲げたまま、玲央が一気にふちまで中を引っ掻く。


「っあ、ひあっあぁっ!」


その引っ掻いた指がある一点を通過したとき、俺の視界は真っ白に染まって弾けた。びしゃっ、と安っぽい音を立てながら、自分の体に飛び散る精液で汚れる俺を見下ろしていた玲央は荒く息を呑みこみながら、


「ブチ込みてぇ……っ」


爛々と鋭く細めた瞳で、俺を犯した。

両足首を掴んでいた玲央の手が離される。それに伴い力を失った足がシーツの上へ崩れ落ちた。顔にまで飛んでしまった精液の匂いに呆然とする俺に、玲央は再び奥まですすめた指で、中を広げるように輪を描く。
空いたもう片方の手がへそに溜まった精液をすくい上げ、そのままするするとなぞるように乳首をくすぐった。
休む間もない快楽の波に体は執拗なほど反応し、蕩けた視界の中、こちらを射抜く獣の瞳につい微笑んでしまう。

そんな俺を認めた玲央は、壮絶に淫靡な笑みを浮かべながら舌なめずりをした。




 


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