目覚めるのは時間の問題






SMイエレ


イエロー病んでます












落ち着け、なんだこのシチュエーション。

俺が首輪して、イエローと散歩している…?

なんだこれぇえええええ!!!



「はいレッドさんなに突っ立ってるんですか四つんばいになってください」


口調は丁寧だが言ってることはとてつもなく酷い言葉だ。


「あのー、イエロー様?」


「何ですかレッドさん」

にこりといつもの天使スマイルを俺に向けてグイッと鎖を引っ張った。


「くっ…首っ!痛いです!!やめっ…」





手が…痛い。
ブーツで踏み付けられている。
「大人しくしないと、躾け直しますよ」


ていうかもう躾けられてるような…

痛い、痛いよイエロー、

こんなのイエローじゃない!


「レッドさんがいけないんですからねカスミさんとも仲良くしたりするから」

「なにっ…いって…」


「とぼけないでください!」

ぴしゃりと俺の言葉を遮りイエローは大声を出した。

「いつもいつも僕が気が付かなかったとでも思いましたか!?」


「イエ…「レッドさんの特別な存在になりたいんです…」


「首輪を着けて、逃げられなくしたら、レッドさんはどこにも行かない、僕だけ見てくれるって…思ってました」


ポツリポツリと涙が滲み、雨のように床に小さな水溜まりを作った。


「イエロー、聞いてくれ」


「嫌です!!絶対離れません!」

「違うんだ!!俺がいつカスミに心変わりしただなんて思ったんだよ…そんなのあるわけないだろ」



「…レッドさん」

「大丈夫だぞイエロー。おいで」


「…………ぐすっ、レッドさあああん!!」

イエローは耐え切れずレッドの胸に飛び込んだ。


「よしよし、ごめんな、不安にさせて」

「いいんです…私こそすみません…取り乱してしまって」



「そういや首輪とかどうやって思いついたんだ?」



「あの…ちょっと興味がありまして…」


「えっ」


「宜しければこれからも…」

「いやあああああああああああああ!!!」





end.
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