灰から生まれた愛の物語






また、思い出したの


あの悪夢を。


あなたはそんな私でも見捨てないかしら?


「おいブルー」


「……グリーン、どうしたの」

仕事中なのに。



「珍しく静かだな、明日は雨か」



等とグリーンは少しアタシを嘲笑うように言った。

「…グリーン」


「何だ?」

アタシは真剣な眼差しで見つめたので、驚いた様にアタシを見た。

「……グリーンはアタシの事をあの過去も受けとめて愛してくれているの?」



「勿論だ」

グリーンは考えもせず答えを出した。

「嬉しいわ」

嬉しすぎて涙が滲んだ。






「!?」

え? グリーン、何が起きてるの?

包まれる温かな体温。

つまり、抱きしめられているのだ。

「ちょっ、何いきなり」



「お前がらしくない事言う時は大抵落ち込んでる時だろう、だから」



“寂しくないように”




「………何よ、グリーンのそういうとこずるいのよ」




でもあなたのおかげで

不安は消え去ったわ




ありがとう





end.







お題:65%片想い!さま


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