それが悲しいなんて、思ってもみなかった


夢の中、まるでシャングリラ
珊瑚色の、冷肌
歳を重ねる毎に、嘘が上手くなるの
それが悲しいなんて、思ってもみなかった
せめて、奥まで刺して(深く深く、深淵まで)

眠ってしまえ、星屑よ。

だから、オマエは犬なんだ。
鮮やかすぎた、恋
どうせ神様は、誰も救いやしないんだ。
花園よりは、墓場まで

堕ちるくらいなら、いっそ底まで
甘すぎて、とろけてしまった
落ちないくらいに、汚してほしい
大人だから、生かしておいて
眠るなら、世界の終焉まで

苦しむならば、潔く
キスをするなら蛙にしなさい
あの子が欲しいと唄いましょ
秘めた、恋。(即ち、禁断。)
私はずっと、迷子のまま

暗殺者の銃口
白うさぎの嘘泣き
焼け付くような、甘さ
歌わぬならば、舌を切れ
黒猫の尻尾は闇に溶けた

真っ赤な