いつの世も、恋は人を狂わせる


シアワセの邪魔をするなら誰であろうと
花が散ったら、その頃には
全部全部、消えてしまう気がする
このシアワセだけは、手放したくないの!
いつの世も、恋は人を狂わせる

されど、その指先は冷たい
青白い肌に欲情
そんなに大きな想いなら要らない
消え去る星屑
感情が邪魔ならば、私は人形に戻るだけ

息も詰まるほどに、恋してしまったの

どうせなら、君を愛して愛して愛して朽ち果てて逝きたい

その小さな手を握る私の手は、きっと、震えている。
月は昇り、そして私は沈んでいく。
その戯言は夜の闇のように、全てを覆い消していく。

それはそれは嬉しそうに、彼女は微笑み、毒を食む
花弁の海に溺れ死に、
青い果実は、赤くなる日を夢見ている
今はただ、あなたを殺したい
最初から、許されようとは思っていない

私は目立たない、暗い子でした
死んだように眠る彼は、眠るように死んだ
舐めて混ぜて愛でて犯す
白い手首は薔薇色に
孤独を愛でれば、少しはその毒も甘美になる

真っ赤な