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「ヤバす!フェオがどんどん嫌な男になっていく!」
「嫌な男っつーか、ぐれてきたんじゃね?」
「性格がガキっぽくなってきたね」
「兄様は紳士だぁ!!勝手なこと言うなお前ら!」
「落ち着け、オーレリアン(なでなで)」
「撫でるな!」
「小鳥ちゃん、絶対泣いてるよね」
「よし静理!慰めに行ってらっしゃい!」
「え、なんで俺?」
「僕が慰めてあげるよ。さあおいで、僕のプリマドンナ」
「え、あの…私は大丈夫ですけど…」
「向こうじゃボロ泣きしてると思うけど、ここは別次元だから小鳥ちゃんもケロリだね」
「……(こそっ)」
「あ、出て来たね。調子いい奴。小鳥の態度にビクビクしてたくせにさ」
「お帰りなさい、フェオさん」
「……ただいま」
「てことで今回もネタバレいきます!」
「また唐突な…」
「今回は番外終わった子達、覚悟しなさい!」
「は!?」
「俺ら?」
「なんでさ」
「終わってるから何言っても許されるかなと」
「偏見じゃね?」
「はい!そういうカロンは初期設定ほんっとに最悪でした!カロンが飼ってたペット達、全員人間だったんだよ」
「あー…」
「心当たりあるみたいな返事するなって。怖いから」
「カロンは人間の女の子を飼ってたんだよね。もろ動物扱いで檻にいれてた。けど、なんかアウトっぽいから黒ヒョウに変更しました」
「マジで変態だったんだ」
「違うよ!ミッつんと同じ感覚だよ。ミッつんだって昔飼ってた女の子と再会したでしょ?」
「でもカロンがやると変態臭い」
「オーレリアン、君はもーっとマザコンを極めてた」
「今でも十分マザコンじゃないかな?」
「いやいや。“母様は聖女”が口癖だった。そしてかなり女慣れしてる設定でした!今じゃ考えられません!!」
「……童貞じゃないって、ここに書いてある」
「あ!初期設定ノート勝手に見るな!」
「ハハッ、オーレリアンが女慣れしてるとか、笑えるね」
「はい白魔、笑ってらんないよ〜。君だってめちゃめちゃピュアボーイだったんだぞ!」
「ピュア?白魔がピュア?」
「どの辺にピュアさがあるんだよ。どこにも残ってなくない?」
「ん〜、消えちゃったかなぁ〜?」
「歳と共に、ね」
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