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▼ マシンガントーク







■マシンガントーク


美柴宅にて。

中条サン「……お前ら何見てんだよ」
アキラ「え?『今日のにゃんこ、ムービースペシャル』。さっきゲオで借りてきたの」
雅紀「うわぁぁなんだこの生き物ちょお可愛いなーっ」
優希(〜可愛いっ可愛いっ)
中条サン「……男子高校生が三人で見るようなもんじゃねぇーだろ」
アキラ「っせーな黙ってろよ、今大事なとこなんだから」
優希(〜〜うわぁこの子猫やばいよぉー!!)
雅紀「やべ!ぬこ萌えだよマジやべ!」

中条サン「………ヤバイのはお前らの頭ん中だろ…」



ー……



雅紀「いやー…俺断然犬派だと思ってたけどさ、猫もヤバイわ」
アキラ「でぶ猫とか可愛いな」
優希(猫カフェ行きたいなー)
中条サン「…お前らレンタル屋行って他に借りてくるもんねぇーのかよ」
優希(動物ものが一番癒されるよ)
中条サン「AVとかだろ、その歳で一番慰めになんのは」
アキラ「自宅の食卓でなんて事言うんだよアンタは;;」
雅紀「いやでも借りてくるのは抵抗あるよね。誰か持ってないの?」
アキラ「持ってないの?」
中条サン「俺を見んじゃねぇーよ、持ってるわけないだろーが」
アキラ「大人の男の必需品なんじゃねーのかよっ」
中条サン「あ?俺はモニター越しにヌかなくても 美柴」
優希(その頭カチ割ろうか?)
美柴サン「そこの灰皿を使えばいい」
中条「………………とにかくだ、お前らもっと健全に生きろよ」
雅紀「何それ遺言ですか?」
アキラ「下の話が遺言ってどうなんだよ…」



ー………


翌日、アトリエにて。


雅紀「でも実際問題、俺達ちょっと焦るべきだよな」
アキラ「あ?」
雅紀「誰も彼女居ないってどーなのよ」
優希(どうって言われても…)
アキラ「……べ、別に焦ることねぇーしぃ」
雅紀「うわ何、顔ヒクヒクしてんだけど。強がると余計惨めだよアキラくん!」
優希(まぁ彼女っていうか……ヤッた事無いのが問題なんでしょ)
雅紀「優希くんがさらっとそうゆう発言するとちょっと……なんか…」
優希(僕だって男ですけど)
雅紀「…いやなんか……萌えるよね」
アキラ「真顔で優希見つめんなキモい死ね」

雅紀「てかさ、本当に誰も経験ないわけ?手を繋ぐとか舌を絡めるキッスとか!」
アキラ「キッスて何だよ、うぜぇーよ」
雅紀「……あれ?何だよ、二人ともこうゆうエロ話しないの?」
アキラ「……………しねぇーよ、優希とする話じゃねーし」
優希(……うん、なんか…身内に話すみたいだしね。ムリだよね。)
雅紀「男の子はとりあえず下ネタでしょ〜?無いの?そうゆう話題!」
アキラ「〜うるせぇーな!お前も無いんだろーが!!」
雅紀「何、やっぱ奈緒ちゃんでヌイたりすんの?」
アキラ「…ぶはっ!!!な、なっに言って…!!ふざけんなてめ…!!」
雅紀「いやいや動揺しすぎですよアキラさん」
優希(……うわー何そのリアクション。図星とか無いよねー)
アキラ「っせぇーな!!!〜〜だから嫌なんだよこうゆう話…!!!」

雅紀「優希は本当に恋愛無し?」
優希(ないよー、キスなら鴇とするけど。)

雅紀「………ぇえ!?」
アキラ「………はぁ!?」

雅紀「や、ちょ、ま、!!」
アキラ「ダメだろ優希…!!お前いくらなんでも鴇さんとって…!!」
雅紀「うわ〜!!ヤバイ、想像するとヤバイ…!!何、どっちが下なの!?この場合も鴇さんが下なの!?」
アキラ「おぉい!!下とか言うなバカ…!!つか想像すんな…!!」
雅紀「てか中条さんは!?何これ、不倫!?家庭内不倫!?」
アキラ「〜〜優希!!今すぐ止めろそんな関係誰も幸せになれねぇーぞ…!!」

優希(………想像力豊かだよね、男ってさ。)

雅紀「……あれ。嘘なの?嘘なのか?」
アキラ「はぁ?ふざけんなお前…!!明日からどんな顔で鴇さん見ればいいんだよって心配しちまったじゃねーか!!」
優希(バカじゃないの。キスって言っても、おはようとか、そうゆう時に上じて ちゅってするだけだよ)
雅紀「………上じて、とか言ってる時点で確信犯だよね?むしろスキあらば奪おうとしてるよね?」
アキラ「お前…もうすぐ18だぞ、もうただのファザコンじゃ許されねぇーって…」
優希(だって中条さんが出掛ける前に玄関で鴇にデコチューとかするんだもん。でさ、鴇もなんか満更でもない顔するんだよ。なんかさ……あれ見てるとたまに背中から刺したくなるよね)
雅紀「逃げてー!!!中条さん全力で逃げてー!!!」
アキラ「ラブラブでいいじゃねーか、邪魔すんなよ」
優希(けっ)
雅紀「ちょ、舌打ちしたよこの子…!!」

優希(そう言うまちゃはどうなの?女の子経験無いの?)

雅紀「…………俺にはルリノたんがいるもん」
アキラ「現実見ろや」
雅紀「〜〜だってさ!!もし付き合って初ちゅーで歯が当たるとか失態晒してみろよ!!女の子の情報網ハンパないんだぞ!?一生笑われるんだぞ!?」
優希(そんなー、大丈夫だよ。僕達も笑ってあげるから)
雅紀「何!?フォローのつもり!?全然救われねぇーよ…!!」
アキラ「歯が当たって血が出たら、いっそそうゆうプレイってことでいいんじゃね?舌で消毒してやるぜ的な」
雅紀「いやそれ童貞のくせにやり手すぎんだろ!?」

優希(じゃ、今ちょっと練習する?)

雅紀「…………え!!?」
アキラ「………………おま!何言ってんの!?」

優希(え?だって練習しておけばベロチュー怖くないでしょ?)


雅紀「ぇえ!?何そのエロ漫画みたいな発言!?わざと!?わざとだよね!?」
優希(…そうゆう方向は無しなの?)
雅紀「無しだよ!!何をどうしたらお友達同士でキスの練習する方向になるの!?」
アキラ「〜お前マジ他の奴とこうゆう話題話すなよ!?あっという間に掘られんぞ!?」
雅紀「天然に付け込まれてヤラれちゃうよ優希くん…!!」
アキラ「駄目だぞ!優希、お前は鴇さんが許した相手とそうゆう事しろ…!!」
優希(………えー、じゃあやっぱり鴇と)

雅紀「違う違う違う!!鴇さんもダメです!百歩譲ってアキラなら許す!」
アキラ「それもおかしいだろーがぁ!!許すってなんだ、お前!?なんで俺が妥協案なんだよ!?」
雅紀「………!!もしかして今俺邪魔者!?二人きりにしてあげようか!?大丈夫?ゴムとローションを」
アキラ「何の話題だぁぁぁ!!!」


優希(…………本当、想像力豊かすぎていっそ尊敬するよ、二人とも…;;)


あれ。つーか、何の話してたっけ?





男の子ですからwww





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