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「ゆっちゃんさ!」
「ん?」
「お兄ちゃんのどこが好きなの?」
「…………」
「ゆっちゃん?」
「あぁ……優しい、ところかな」

確かに、ゆっちゃんは美人さんだ。
可愛いし綺麗なんてズルい。
優しいし笑顔が可愛いしもうズルいズルい!
お兄ちゃんは…………、
ま、まぁイケメンの部類だと思うけど
こんな大層な子に似合う人じゃない。
でも…………

「確かにお兄ちゃんは優しいよねっ」
「うん。それにかっこいいよね」
「た、たしかに………」
「津山先輩話しやすいしいい人だよね」
「う、うん、そう、ね?」
「だから、気づいたら好きになってた!」
「そっか」
「津山先輩と話した後とか、
   病院行っても全然平気なんだよ!」
「そうなの?」
「うん!」

「じゃあ…………」
「ん?」
「私のお兄ちゃんあげる!」
「!?」
「お兄ちゃんの事よろしくね」
「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
「ゆっちゃん何それ!」
「へ?…………あ、う、あ」
「ふふふ、よろしくね」
「こちらこそ」

大事だけど大事だから大事な人にあげる。


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