05


「夏代ちゃんは最近どう?」
「あ、順調です!」

見てください!と前髪についた
薄い青色のピンを見せられる。

「おお!頑張るねー!」
「はい!なるべく、早くなおしたいんです」

そう苦しそうに笑う夏代ちゃんの
本当の苦しみはわからない。
でも、なおしたい、そういう思いがあるならばまだ、頑張ってほしい。

ただ……、無理だけはしないで。
そんな意を込めて微笑めば、
まるで伝わったかのように笑ってくれて。
あぁ、これなら安心。
彼女はきっと、無理はしない。

「壊れちゃ、元も子もないからね?」
「わかってますよ?もちろん」
「それなら、いいけども…………」
「ふふっ、無理はしませんよ」
「そうしてくれると助かるわ」
「もちろん。約束します!」
「じゃあ、約束、ね?」
「はい!」

そういって指切りで約束した。
きっと、守ってくれるわよ、ね?


これは、二人だけの秘密。


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