04

「この色、まだ怖い?」
「み、みたくないですっ」

ぱっと手で目を覆う。
ううう〜。
思い出すから、その色は嫌いです………。

「じゃあ、これは?」
「それも、いやです……」
「あぁ、寒色系の色がダメなんですね」
「寒色系??」
「青とか紫とか、寒い感じの」
「なるほど…確かに、嫌いです」
「でしょ?じゃ、これは?」

「平気です!」
「制服のリボンと同じだもんな。」
「はいっ」
「あ、制服の色は平気?」
「あれは〜、ギリギリ…………?」
「そっか。平気ならいいよ」
「はい」

私の担当の先生は、男っぽい女性の方。
女性が怖くて、それをゆっくりでも
克服できるように、男っぽい方が
担当でついてくれてる。
それから、怖くなった原因の色を
ほんの少しでも見れたらいいね、
っていう意味でその先生はよく
青い小物を持ってくれてる。

「じゃ、夏代ちゃん、」
「はい!」
「薬、少し減るからね」
「ほ、ホントですか!?」
「あぁ。いや?」
「嫌じゃないです!嬉しいです」
「そう。じゃあ次は来週の土曜日、ね」
「了解です!ありがとうございました!」
「はいよー。お疲れ」

ひらひらーっと手を振られたので
ぺこりとお辞儀して出る。
んー。もう少し、寒色系に慣れたいな。
よし、青っぽいのを身につけみよう!
青の可愛いピンをいつだったか、
誰からだったかもらったのを思い出した。
んー、それを使って、頑張ってみよう!
とりあえず遅刻だけど学校行こう。
今日もにゃんこはいるかなー!

……………今日は津山先輩に会えるかな。

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