02

津山先輩と保健室で会ってから数日経った。
あの日以来先輩は来ていないようだ。
クラスで色々あると言ってたし、
まだ保健室登校とはいえ気まずいのだろう。
力になりたいけど、私には何もできない。
そんな事を思いながら、とあるところへ足を動かす。
とあるところとは、野良猫ちゃんがいると噂の校舎非常階段の近く。
日当たりもいいとは言えないけど、
多分人がこないから居やすいのかな?

「あ、にゃんこ、おいで〜」
「ミャー」
「わ、人懐っこいねえ。
皆に可愛がられてるの〜?」
「みゃ」
「ははっ、そっか〜可愛いなぁ〜」
「にゃっ!」

ぺふっと肉球を顔に押し付けられる。

「どうしたの〜にゃんこ?」
「にゃ」

ぐいぐい押し付けられる。

「もう〜、何よ〜」

そういいながらも喉元を撫でたりする。
可愛いなぁ〜。

「ぁ、なつ、しろ?」
「わっ、津山先輩!」
「久しぶり」
「はいっ、お久しぶりです!」
「保健室じゃないの?」
「時々お散歩するんです、私」
「で猫と遊んでた、と」
「はいっ。可愛いんですよ〜」
「そっか?」
「はい!あ、先輩はなんでここに?」
「息抜きスポットだから」
「?もう、クラスに入られてるんですか?」
「うん。そんな感じ」
「へー…大丈夫なのですか?」
「ま、平気かな。予鈴だ。俺行くね」

ぽんぽんと頭を撫でられる。

「はい!頑張ってください!」
「ん、ありがと」

にっと笑顔を見せて後者に向かった先輩。
先輩は、前に進んでる。
私も!負けじとがんばろーっ!
そんな決意をした晴天の日。

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