●あとがき●

　こんにちは、日比野です。ようやく初めての連載作品が終結しました。最後まで目を通して頂きありがとうございます。


　友人からのリクエストもあり、私が経験した高校生活最後の文化祭の感動をどうにかして作品に仕上げ、どうにかして多くの人に読んで頂きたいと思ってこのような形で公開する事になりました。とても楽しかったですし、個人的にも満足しています。


　今回は初連載、初「多視点構成」ということで、慣れないことも多かったです。しかし繰り返しあの夏の日々を思い出していくと、記憶の中でその時のことが際立って輝いていることに気づくことができました。実際、文化祭に臨むにあたって、みんながそれぞれの思いを胸に取り組んでいたのではないでしょうか。


　この作品の題名は、書き上げる前から「僕らはシンデレラ」にしようと決めていました（しばらくは語尾に（仮）とつけていましたが）。［シンデレラ］が自らの思いを紆余曲折ありながらも叶えたことを背景に、主人公を動かして物語を展開していこう……という指針だけは自分の中にあったからです。


　私はこの思い出を風化させたくありません。小説という形が風化させない一番の方法とは言えませんが、この作品を書き終えた今、何かしらの形になったことが嬉しくてたまりません。



　あの頃のクラスの皆にもう一度感謝します。
　ありがとう。

　そしてこれからもちまちまと小説を書いていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。



（※この作品は、「日比野」として活動を行っていた頃に書き上げられた作品です）



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