プロローグ

《天女・戦士と大蛇の戦いは終わってはいなかった……》

 それは、遥か昔の話しであった。
 「アマツホシ」という青々とした惑星に一匹の大蛇が降り立った。
 その大蛇は、八つの山のように分かれた頭、でこぼことした身体を有し、初めに子供、続けて年寄りなどを食べ、平和を謳歌していた人々を一瞬のうちに恐怖に陥れた。
 この為、国交という形で国家を統一したばかりのすばる王朝・国王は共同しあい騎馬・足軽・鉄砲・民兵などの既存兵種を混在させたアキツシマ奇兵隊を結成させる。
 しかし、奇兵隊を送り込むものの、大蛇の前には太刀打ちできず敗走する。
 国王はこの結果を受け、国内にいる強き天女を八人ほど選抜して挙兵、大蛇たちと死闘を繰り広げさせた。
 結果、大蛇の計略により天女・五人が行方不明となりながらも、残りの三人で大蛇を岩山へ封印することに成功した。
 だが、三人の天女たちが大蛇を岩山に封印した時点で新たな物語の歯車が回り始めたのであった。

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