何でもお見通し



今日も遅くまで仕事をなさっているジャーファル様。ずっとチョコを渡そうと思ったがなかなかタイミングが取れなく渡せずじまいでいた。どうしたものかと考えていたが仕事を早く終わらす方が先だと思い仕事に集中する。


「名前、貴方ももうあがりなさい」


「もう皆あがりましたよ」そう言われて初めて皆がいないことに気づく。でもまだジャーファル様は帰ろうとしない。


『ジャーファル様はまだ帰らないのですか?』

「ええ、まだ少し残っていますから」

『なら私も残ります』


いつもならこんなことを言わない為、驚くジャーファル様。もしかしたら迷惑かもしれない。それでもこのチョコを渡すまでは…一緒にいたい。


「珍しいですね貴方がそんなことを言うなんて」

『今日だけです…』

「今日だけですか…」


「それは残念です」と言い立ち上がり私の元へ近づいてくる。何かと思いジャーファル様を見る。すると耳元でこう言われた。


「毎日残ってもらっていいんですよ?」

『なっ!//』


慌てて私はジャーファル様から離れれば満面の笑みでこちらを見るジャーファル様。


「なんならこの後、私の部屋に来なさい」

『え!?//』

「一緒にいたいのでしょう?」



私も同じですよ、と微笑んだジャーファル様。





何でもお見通し
(今日はバレンタインなのでしょう?名前からのチョコ、楽しみです。さぁ早く仕事を終わらせましょうか)




―――――――


細かい設定はお任せということで、こんな感じの出来になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?(汗)ジャーファルさん難しい……。シンドリアにチョコがある設定で書きました。(あるかないかは分かりませんが…)ご希望に沿えたかは分かりませんが喜んでいただけると嬉しいです^^


企画参加ありがとうございました!


2013年2月12日




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